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タイガーは無念の予選落ち

更新日:2011/08/13 18:49
タイガーは無念の予選落ち

 

 タイガー・ウッズ(米)にとって62回目のメジャー挑戦は優勝どころか、カットラインに遠く及ばず無念の予選落ちに終わった。

 現地時間12日、米男子ツアー今季メジャー最終戦、全米プロゴルフ選手権(ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)の第2ラウンドの競技が終了。初日7オーバー77を叩いて129位タイと大きく出遅れていたタイガーは巻き返しを誓ったこの日もショットが乱れ3オーバー73を叩いて通算10オーバー。2日間でダブルボギーを5つ叩くと、カットラインに6打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。

 タイガーがメジャーで予選落ちを喫したのは最愛の父を亡くした直後06年の全米オープン、石川遼と同組でプレーした09年の全英オープンに次いで3度目。レギュラーツアーを含めてもわずか7度目の予選落ちだが、左ひざとアキレス腱の故障から復帰し、およそ2年ぶりの復活Vを目指した特別な大会だっただけに悔しさもひとしお。

「良いショットもあった。思い通りに打てているショットもあるのに、その数は十分ではなかった。今年はフラストレーションが溜まる一方だった。折角マスターズで良いゴルフが出来たと思ったらケガ。思うように練習が出来ず、試合勘も取り戻せなかった」と悔しさと歯がゆさを語ったタイガー。

 怒り、フラストレーション、落胆……。今大会で予選落ちを喫した結果、タイガーはフェデックスカップのプレーオフ進出も逃すことに。96年に華々しくツアーデビューを飾って以来、第一線を走り続けたスーパースターが15年目にして突きつけられた屈辱の事実。今後フォールシリーズに出場する予定はなく、正式に決まっているのは11月のオーストラリアン・オープンへの出場だけ。その翌週にはプレジデンツカップが同地のメルボルンで開催され、フレッド・カプルス米チームキャプテンはタイガーを推薦で選ぶと明言しているが、果たしてそれまでに復調するのだろうか?

 それにしてもタイガーが世界ランク30位以下に低迷する日が来るとは、一連のスキャンダルが発覚する前には全く考えられなかったこと。史上最強とうたわれたゴルファーの試練の日々は続く。

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