タイガーら17人のメジャー王者予選落ち! 上位は混戦模様
米男子ツアー今季メジャー最終戦は、タイガー・ウッズ(米)をはじめ17人のメジャーチャンピオンが予選落ちを喫する予想のつかない波乱の展開となっている。
第93回全米プロゴルフ選手権は現地時間12日、ジョージア州のアトランタ・アスレチックCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日ベストスコアの6アンダー64をマークしたキーガン・ブラッドリー(米)が通算5アンダーまでスコアを伸ばし、ジェイソン・ダフナー(米)とともに首位の座を分け合った。
首位から1打差の3位タイにD.A.ポインツ(米)、ジム・フューリック(米)、ジョン・センデン(豪)、スコット・バープランク(米)の4人。初日メジャーレコードタイの『63』で飛び出したスティーブ・ストリッカー(米)はスコアを4つ落とし、通算3アンダーでブラント・ジョーブ(米)、アンダース・ハンセン(デンマーク)らと並び7位タイに後退した。
注目のタイガー・ウッズ(米)は11番、12番で連続ダブルボギーを叩くなど精彩を欠き、カットラインに6打及ばず通算10オーバーで予選落ち。メジャー通算14勝のタイガーの他、ディフェンディング・チャンピオンのマーティン・カイマー(独)、アーニー・エルス(南ア)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ルーカス・グローバー(米)、ビジェイ・シン(フィジー)ら合計17名のメジャーチャンピオンが決勝ラウンド進出を逃している。
他にも、今季メジャー2位2回のジェイソン・デイ(豪)やアンソニー・キム(米)、ダスティン・ジョンソン(米)ら勢いのある20代の選手が相次いで予選落ち。週末は誰が勝ってもおかしくない状況が続きそうだ。
日本勢は、この日2アンダー68をマークした池田勇太が通算1オーバー26位タイに浮上して決勝ラウンド進出を決めたが、平塚哲二は通算5オーバーで惜しくもカットラインに1打及ばず。藤田寛之、今田竜二もスコアを落として予選落ち。初日まさかの最下位に沈んだ石川遼は「せめて今日だけでも集中したい」と臨んだ2日目、3バーディを奪ったがボギーを5つ叩いて2オーバー72。通算17オーバー147位で最下位こそ免れたが、予選ラウンドで姿を消している。