粘り強さとハイスコアの両立が開幕戦制覇の鍵!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2012/01/04 11:59
昨季の米男子ツアー優勝者が集結する開幕戦、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(現地時間6〜9日/ハワイ、プランテーション・コース at カパルア)。シーズンの行方を占う重要な一戦だが、その鍵を握るのがアイアンショットとショートゲームだ。
昨季大会の優勝者ジョナサン・バード(米)は、72ホールの戦いでグリーンをはずしたのはわずかに10回だった。そのうち8回はパーセーブしており、もちろん出場選手中No.1の粘り強さを見せていた。
また、ハワイ独特の風が吹く開催コースだが、過去2シーズンにわたってスコア上ではツアーで一番易しいコースとなっている。なぜなら、年間のツアー平均スコアに対し、同大会は平均スコアがもっとも少ないからだ。もちろんコンディション次第ではあるが、ハイスコアでの優勝争いが繰り広げられる可能性が高いといえる。
そうした事実に注目すると、また違った面白さが見えてくる。メジャー王者4人のうち3人が欠場し、欧米ツアー同時賞金王のルーク・ドナルド(英)もいない大会だが、それでも個性ある選手が目白押しの米ツアー。新しいシーズンの開幕戦で、実力者たちの持ち味をじっくり眺めるのもまた一興だろう。