R.サバティーニにケンカを売ったV.シン

　開幕早々、ビジェイ・シン（フィジー） vs. ローリー・サバティーニ（南ア）のバトルが勃発。周囲は固唾を呑んで成り行きを見守っている。

　事件が起きたのは、米男子ツアーのフルフィールド初戦となったソニー・オープン・イン・ハワイの第3ラウンドのことだ。2人は同じ組でプレーしていたが、1番でシンが1.8メートルのパーパットを外した直後、サバティーニのキャディであるドーランに詰め寄った。「お前、俺が打つ前に動いただろう」というのがその理由だ。

　サバティーニは、昨年もチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズでショーン・オヘア（米）とぶつかって、出場停止を食らったトラブルメーカーだが、今回ばかりは自らが引き金を引いたわけではなく、売られたケンカを買った形となった。

　キャディをかばったサバティーニとシンの2人は、ロープ際にいるボランティアにまで聞こえるような声で口角泡を飛ばしながら罵り合ったという証言もある。米ツアーは、基本的に選手へのペナルティを公表していないが、今後、公の場で恥ずべきケンカをした2人がどんな処分を受けるのか。2人の試合への出場状況と噂で、明らかになるに違いない。