ペブルビーチプロアマ 米ツアー初戦のタイガー、強気発言の裏に自信!?
タイガー・ウッズ(米)が、米男子ツアーでの今季初戦でいきなり強烈な意見を炸裂させた。
例年と違い、今年は欧州ツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権でシーズンをスタートさせタイガー。優勝争いの末に惜しくも3位タイに終わったものの、復活の気配は十分に感じさせた。
そんなタイガーが満を持して乗り込むのが、得意とするカリフォルニア州、ぺブルビーチGLがメインコースのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ(現地時間9〜12日)だ。大会前の公式記者会見では、昨年から使用者がツアーで大活躍し、使用の賛否が論争の的になっているベリーパターや長尺パターについて聞かれ、「いいと思ったことは一度もない。パッティングは、体とクラブとスイングを振り子のように動かす芸術だと思っている。ゲームでそれを見せるべきだ」と言い切った。
昨年の全米プロゴルフ選手権で優勝したキーガン・ブラッドリー(米)をはじめとする長いパターを使う選手たちを全否定するような激しい言葉。現在、規則上は規制されていないが「パターはバッグの中の一番短いクラブと同じかそれより短くなければならない、という規則はどうだろう」とまで踏み込んだ発言をしたのだ。
これも自分に自信が戻ってきたからこそ。「いくつか変えたことがあるから時間がかかったけど、結果を見始めたら素晴らしい。(昨年からの)ここ4試合ではとてもいいプレーができている。すべては正しい方向に向かっている」と胸を張ったタイガー。2000年全米オープンで圧勝を飾った思い出の同コースで、完全復活ののろしを上げるつもりだ。
また、今ひとつ思うようなプレーができていないフィル・ミケルソン(米)も参戦。ライバルが戻ってきたことに刺激を受けて、こちらも大きく羽ばたきたいところだ。
日本勢では今田竜二が参戦。今季はここまで同ツアー4試合に出場しているが、予選通過は初戦のソニー・オープン・イン・ハワイ1試合だけ。残り3試合は予選落ちとあって、このあたりで何とか手応えをつかみたいところだ。
大会はプロとアマが2人1組になってペブルビーチGL、モントレー・ペニンシュラCC、スパイグラス・ヒルGCの3つのコースをプレーする華やかなもの。全米屈指のリゾートでトッププレーヤーたちが激突する。