タイガーチャージ不発 ツアー未勝利C.ウィーが単独トップ
好調なショットにパットが噛み合ずタイガー・ウッズ(米)のチャージは不発に終わった。
米男子ツアーのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマがカリフォルニア州、ぺブルビーチGL(PB)をメインコースに現地時間10日、第2ラウンドの競技を終了。この日我慢のゴルフで3アンダー69をマークしたツアー未勝利のチャーリー・ウィー(韓/PB)が通算12アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに立った。
突然の降雨にラウンド中、レインウェアを友達に頼んで駐車場の車の中から取ってきてもらったダスティン・ジョンソン(米/スパイグラス・ヒルGC=SH)が通算9アンダー単独2位。通算8アンダー3位タイグループにビジェイ・シン(フィジー/SH)、パドレイ・ハリントン(アイルランド/PB)のメジャーチャンピオンに加え、ルーキーのダニー・リー(ニュージーランド/SH)、ブライアン・ゲイ(米/モントレー・ペニンシュラCC=MP)、ブレンドン・トッド(米/SH)がつけている。
2012年シーズン米ツアー初出場のタイガーはこの日、モントレー・ペニンシュラCCをラウンドしたが、短いバーディパットがカップに蹴られるなど、グリーン上で苦労し4バーディ、2ボギーの2アンダー68。通算6アンダー17位タイにとどまった。「ショットは思うように打てている。あとはもう少しパットさえ入ってくれれば…」と消化不良の内容に不満を漏らしながらも「あとちょっと。(絶好調に)近づいている」と手応えを強調した。
タイガーと同じモントレー・ペニンシュラCCを回ったフィル・ミケルソン(米)は快晴微風の絶好のコンディションの初日は平凡なスコアしかマーク出来なかったが、天候が崩れたこの日は6バーディ、1ボギーの5アンダー65と会心のゴルフを披露し、通算7アンダー8位タイに急浮上。「なぜか知らないが突如調子が戻った」と本人も嬉しい誤算に戸惑っている様子。人気者のタイガーとミケルソンが上位争いに加われば、週末の大会が大いに盛り上がることだろう。
その他、昨季の日本ツアー賞金王ベ・サンムン(韓/MP)はこの日タイガーと同じ15位タイからスタートしながら、ノーバーディの3オーバー73を叩いて通算1アンダー61位タイに急降下。日本勢唯一出場の今田竜二(PB)も出だしの1番でいきなりダブルボギーを叩いて躓き、2オーバー74と崩れ通算1アンダーでベ・サンムンと並ぶ61位タイに後退した。
今大会は初日から3日目までプロアマ形式でモントレー半島の3コースを日替わりでプレー。最終日にメインコースのぺブルビーチGLで雌雄を決する。