P.ミケルソン、依然暫定首位をキープ! 石川予選突破圏内
ペブルビーチで劇的な優勝を飾ってから5日。フィル・ミケルソン(米)の好調と“ツキ”は続いているようだ。
米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープン(カリフォルニア州、リビエラCC)は現地時間17日、強風のためサスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、進行が遅れ日没が迫ったために2日連続の順延が決定。そんな中初日から好調なプレーを披露しているミケルソンが通算6アンダーとし、暫定2位のパット・ペレス(米)に1打差をつけ単独トップの座をキープした。
「今日は必ずしも最高のゴルフが出来たというわけじゃないけれど、スコア的には生き延びた感じだね」とミケルソン。ショットがブレて3つボギーを叩くなど浮き沈みはあったが、8番で残り110ヤードを直接カップに沈めるチップインイーグルを奪うなど見せ場を作り1アンダー70にスコアをまとめた。
「週末に優勝争いできる位置をキープすることが目標だったので、とりあえずそれはクリアしたことになる」と本人。「あとはもう少しショートアイアンの距離感が良くなってくれれば…」と練習場に直行したミケルソンの視界にあるのは、2週連続トロフィーを掲げる自らの未来予想図だ。
その他上位陣は通算4アンダー暫定3位タイにマット・クーチャー(米)、ジョナサン・バード(米)、カール・ペターソン(スウェーデン)ら5人。世界ランク1位で今季米ツアー初登場のルーク・ドナルド(英)は、スコアを1つ落として通算イーブンパー暫定28位タイにとどまっている。
日本勢は後半の15番でダブルボギーを叩いた石川遼が、続く16番でバーディを奪い返したところでサスペンデッドに。2ホールを残して通算2オーバー暫定50位タイと予選突破圏内をキープしている。一方、今田竜二は5バーディ、6ボギー、3ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで7オーバー78と乱れ、通算11オーバー暫定134位タイで予選落ち確実。池田勇太も1ボギー、1トリプルボギーの4オーバー75と崩れ、通算12オーバー137位タイで予選通過は絶望的となっている。