桃子、首位に2打差2位タイ発進! 藍も好スタート
上田桃子と宮里藍が、揃って優勝を狙えるスタートを切った。
米女子ツアーのHSBC女子チャンピオンズ(シンガポール、タナ・メラCC)は現地時間23日、第1ラウンドの競技を終了。ノーボギーの6アンダー66でプレーしたアンジェラ・スタンフォード(米)が単独首位に立つ中、上田が2打差2位タイ、宮里も3打差7位タイと、いずれも好位置で初日のラウンドを終えている。
出だしの10番でダブルボギーを叩いた上田だが、12番のバーディで気持ちを切り替えると、15番から3連続バーディを奪取。さらに後半2番からも3連続バーディを奪い、その後1つスコアを落としたものの、大事な初日を4アンダー68の2位タイでフィニッシュした。
プレーを終えた上田は「フィーリングは良かった。スタートは悪かったけど、我慢することが出来た」とコメント。上田は昨季のミズノクラシックで米ツアー2勝目を飾ったが、2回の優勝はいずれも日本が舞台の大会。それだけに、上田の目標は米本土での優勝だ。今大会は舞台こそ米本土ではないが、限られた選手しか出場できない“チャンピオンの中のチャンピオン決定戦”と銘打っている通り、トッププレーヤーたちが顔を揃えており、ここでの優勝には大きな価値がある。初日の勢いと忍耐を武器に、上田が勝利へと突き進む。
一方、先週のホンダLPGAタイランドでヤニ・ツェン(台)と優勝争いを繰り広げた宮里は好調さを維持。1オーバーで迎えた15番から4連続バーディを奪って3アンダー69の7位タイでホールアウト。2010年に続く大会2勝目を狙う。
上田と並ぶ2位にナ・エン・チョイ(韓)、リュウ・ソヨン(韓)ら5人がつけ、宮里と並ぶ7位にはクリスティー・カー(米)、ビッキー・ハースト(米)、ジェニー・シン(韓)ら7人が追走する激戦模様。また、先週優勝のロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のツェンは、右ヒジの痛みと戦いながらも1アンダー71をマーク。ポーラ・クリーマー(米)、ステイシー・ルイス(米)、ブリタニー・リンシコム(米)らと並ぶ20位タイにつけ、まだまだ逆転の可能性を十分に残している。
宮里美香は、イーブンパー72でディフェンディング・チャンピオンのカリー・ウェブ(豪)、サンドラ・ガル(独)、朴セリ(韓)らと並ぶ29位タイにつけている。