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藍9位タイ、美香12位タイで最終日同組対決へ

更新日:2012/02/26 11:19
藍9位タイ、美香12位タイで最終日同組対決へ

 

 ボギーが先行する苦しいラウンドで、宮里藍が首位に5打差の9位タイに後退した。

 米女子ツアーのHSBC女子チャンピオンズ(シンガポール、タナ・メラCC)は現地時間25日、第3ラウンドの競技を終了。前日4位タイの好位置に浮上し、2年ぶりの大会制覇に一歩近づいた宮里だったが、この日は「ピンの位置が難しくて我慢の展開になった」と2バーディ、3ボギーの1オーバー73。通算4アンダーにスコアを落とし全米女子オープンチャンピオンのリュウ・ソヨン(韓)らと並ぶ9位タイに順位を下げた。

 一方、尻上がりに調子を上げたのが宮里美香。終盤の15番、16番で連続バーディを奪うなど1アンダー71とスコアを伸ばし通算3アンダー12位タイに浮上。最終日は藍&美香のダブル宮里が同組で回ることに。2人とも「調子は悪くない」と言っているだけに残り18ホール、バーディ攻勢で上位を脅かしたいところだ。

 上田桃子は出だしの1番でいきなり短いパーパットを外してつまずき、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72止まり。初日の好発進を活かせず、通算1アンダーで21位タイにとどまっている。

 首位グループは前日と変わらずアンジェラ・スタンフォード(米)、ケイティー・ファッチャー(米)、ジェニー・シン(韓)の3人。ともに1アンダー71のラウンドで通算9アンダー、単独4位につけるシャンシャン・フェン(中)に2打差をつけている。

 ツアー初優勝を狙うファッチャーは「アンジェラ(スタンフォード)とは普段から仲が良いので明日が楽しみ。こういう位置で最終日を迎えるのは初めてなので、明日は全てが初体験。今まで味わったことのないような気持ちになるだろうけれど、自分のゴルフを貫けば勝てる」と逃げ切りVに意欲を見せた。

 3人が首位を並走する展開の中、この日もっともダイナミックなゴルフを見せたのがロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)。6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークし、通算6アンダーでナ・エン・チョイ(韓)、申智愛(韓)とともに5位タイに浮上し2週連続優勝に望みをつないだ。「3打差はあってないようなもの」と言う女王の動向も要チェックだ。

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