ベ・サンムン惜敗 R.マキロイ、明日は事実上の決勝戦
世界ランキングNo.1を目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)相手に善戦したものの、昨季の国内男子ツアー賞金王ベ・サンムン(韓)は準々決勝での敗退が決まった。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季初戦、アクセンチュア・マッチプレー選手権は、アリゾナ州のザ・リッツ-カールトンGCを舞台に現地時間25日、準々決勝4マッチを行いベスト4が決定した。
注目は“世紀の大番狂わせ”を目論むベ・サンムンと、若きホープのマキロイの一戦。1番でいきなりマキロイがセカンドショットをベタピンに寄せてバーディを奪い1アップとしたが、3番でボギーを叩きオールスクエアに。前半はまさに互角の戦いとなった。
しかし、後半になって徐々にペースを上げたマキロイがじりじりとリードを広げる。11番でマキロイが1アップとすると、13番のティーショットをベ・サンムンが痛恨のミス。オーケーバーディを奪ったマキロイに2アップを許す。そしてドーミーホール(引き分けでもマキロイの勝ち)の16番パー3。第2打をオーケーの距離に寄せたマキロイに対し、ティーショットをバンカーに打ち込んだベ・サンムンはチップインならず。ともにパーで分け合い3アンド2でマキロイの勝利が決まった。
「今日は大きなミスがなかった。パー5で着実にバーディを獲れたのが勝因」と振り返ったマキロイ。明日の準決勝では、この日マーティン・レアード(スコットランド)を4アンド2で撃破したリー・ウェストウッド(英)との対決が決まったが、世界ランク2位と3位の対戦とあって、事実上の決勝戦と見られている。
「面白い対戦になるだろうね。今日も内容は良かったけれど、明日はそれ以上のゴルフをしなければ勝てないだろう」と語ったマキロイ。果たしてNo.1奪還の野望の行方は…?