F.カプルス、シニア2度目のメジャー制覇狙う 昨年3位室田も注目!
フレッド・カプルス(米)が、帝王ジャック・ニクラウス設計のザ・ゴルフクラブ at ハーバーショアズ(ミシガン州)に挑む。
現地時間24日開幕の米チャンピオンズツアーの今季メジャー初戦、シニアPGA選手権の舞台は、ニクラウス設計のコース。工場や有毒の廃棄場だった場所を再生しようと、地元のために作られたコースとあって、小さなコミュニティでの開催だが、地元はお祭りムードでいっぱいだ。
一番人気はここでもカプルス。このコースは距離の長いホールも多く、ツアー第3位のティーショット飛距離(平均290.1ヤード)を誇り、レギュラーツアー時代の自らをしのぐ勢いのあるカプルスは、優勝候補の一人だ。
今季はレギュラーツアー3試合、チャンピオンズツアー4試合にしか出場していないが、マスターズでは大会最年長優勝の期待もかかる活躍を見せた。結局12位タイに終わったものの、まだまだ飛距離と技が衰えることはない。チャンピオンズツアーではミシシッピーガルフ・リゾート・クラシックで優勝しているが、そろそろ今季2勝目が欲しいところ。意外なことに、チャンピオンズツアー3年目だが、メジャーは昨年のコンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手権だけしか優勝しておらず、こちらの意味でも貪欲に勝利に立ち向かう。
もちろんトム・レーマン(米)、ベルンハルト・ランガー(独)、フレッド・ファンク(米)、ローレン・ロバーツ(米)、ジェイ・ハース(米)ら、ライバルたちもやる気満々。大勢のギャラリーが集まることが予想される中で、激戦を繰り広げるに違いない。
日本勢は、室田淳、芹澤信雄、白浜育男の3人が出場。中でも昨年3位と同大会とは相性のいい室田が、今年はどこまでいいプレーを見せてくれるのかが楽しみだ。
なお、ディフェンディング・チャンピオンのトム・ワトソン(米)は、故障のため出場しない。