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小林が単独トップ発進! 片山、3打差4位タイで追走

更新日:2012/05/31 19:01
小林が単独トップ発進! 片山、3打差4位タイで追走

 

 国内男子ツアーの今季公式戦第2戦、日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hillsが31日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを舞台に開幕。ツアー1勝の小林正則が7バーディ、ノーボギーの7アンダー64を叩き出して単独トップに立った。2打差の2位タイに今季開幕戦Vのブレンダン・ジョーンズ(豪)と出だし6連続バーディの猛攻を見せたルーキー川村昌弘が続き、さらに1打差の4位タイには片山晋呉ら3人がつけている。

 昨年のとおとうみ浜松オープンでプロ14年目にしてツアー初Vを飾った小林は、その2週後に行われた昨季大会でも好調を維持し、決勝ラウンドを単独首位で迎えた。しかし3日目に4つのダブルボギーを喫するなど11オーバー82の大叩きを演じて優勝争いから脱落。結局25位タイで終戦した苦い思い出がある。

 昨季の雪辱を果たすべく初日をスタートさせた小林は、2番でバーディを奪う幸先の良い滑り出しを見せると、6番、9番でもバーディを重ねて3アンダーでハーフターン。さらに、後半に入ると11番から3連続バーディを奪取して勢いに乗り、スコアを伸ばしたい15番パー5もしっかりバーディとして7アンダー64でホールアウトした。ツアー2勝目へ絶好の位置を確保した小林はノーボギーの会心のゴルフに「信じられない」とコメント。「去年は3日目に崩れたけど、今年はそうならないようにしたい」と、残り3日間の戦いに意欲を見せた。

 2008年以来の優勝を目指す片山はこの日、前半を3バーディ、2ボギーの1アンダーで折り返すと、10番からの4ホールで3つのバーディを奪ってリーダーボードを急浮上。その後は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったが、それでも4アンダー67の好スコアでラウンドし、金度勲(韓)、プラヤド・マークセン(タイ)と並ぶ4位タイで初日の競技を終えた。ツアー通算26勝を誇る永久シード選手の片山が、メジャー大会で約3年半ぶりの栄冠を狙う。

 その他、3アンダー68で回った藤本佳則が7位タイ。先週のダイヤモンドカップゴルフで今季2勝目を挙げた藤田寛之が1アンダー70で金庚泰(韓)らと並ぶ17位タイ、尾崎将司がイーブンパー71で薗田峻輔らと並ぶ27位タイとベテランが健闘している。池田勇太は17番で痛恨のトリプルボギーを叩き、1オーバー72で谷口徹らと並び45位タイ発進となった。

 一方、とおとうみ浜松オープンを制したジェイ・チョイ(米)、深堀圭一郎、小田孔明は2オーバー73で63位タイ、平塚哲二、宮里優作は3オーバー74で83位タイ、丸山茂樹は6オーバー77で111位タイと大きく出遅れている。

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