S.ルイス逃げ切って完全優勝! 美香今季ベスト3位タイ
大量リードに守られたステイシー・ルイス(米)が逃げ切って完全優勝を飾る中、宮里美香が今季初のトップ10入りを果たした。
米女子ツアーのショップライトLPGAクラシックは、ニュージャージー州のシービュー・リゾート ベイCを舞台に現地時間3日、最終ラウンドの競技を終了。初日から首位を走ったルイスが最終ラウンドの後半に産みの苦しみを味わいながらもイーブンパー71にスコアをまとめ、通算12アンダーで今季2勝目、ツアー通算3勝目を挙げた。
前半4つのバーディを奪い通算16アンダーまでスコアを伸ばしたルイスは完全に独走態勢に入ったかに見えた。ところが9番パー5のボギーでつまずくと11番でダブルボギー、12番でボギーを叩き、4ホールで一気に4つスコアを落とすまさかの展開。それでも前日までの大量リードが効き2位に入ったキャサリン・ハル(豪)に4打差をつける圧勝を飾った。
モービル・ベイLPGAクラシックに続く2勝目、今季出場10試合で7度目のトップ10入りと絶好調のルイス。成績をポイントに換算して競うプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのランキングも1位のヤニ・ツェン(台)に次ぐ2位への浮上が決まり、世界ランクも宮里藍を抜きトップ3入りすることが確実となった。
ルイスの強さばかりが目立った今大会で健闘したのが宮里(美)だ。今季はまったく良いところがなく低迷が続いていたが、今週は初日トップタイの好発進を切ると、2日目にスコアを落として7位タイに後退しながら、気持ちを切り替えて挑んだ最終日は出だしの1番、2番で連続バーディを奪う好調な滑り出し。後半の13番と15番でボギーを叩くものの上がり2ホールを連続バーディで締めくくり3アンダー68をマーク。通算7アンダーでアザハラ・ムニョス(スペイン)と並び今季ベストの3位タイに食い込んだ。
その他、通算6アンダー5位タイにアレクシス・トンプソン(米)ら3人が入り、通算5アンダー8位タイにポーラ・クリーマー(米)ら2人が続いた。
宮里(美)以外の日本勢は宮里藍が通算4アンダー10位タイ。上田桃子は通算5オーバー59位タイ。尚、金子絢香は予選落ち、野村敏京は失格となっている。