最終予選を勝ち抜き、C.マーティンが全米オープン出場権獲得!
更新日:2012/06/06 11:48
掲載日:2012/06/06 10:53
ケイシー・マーティン(米)が今季メジャー第2戦、全米オープン(現地時間14〜17日/カリフォルニア州、オリンピックC)に戻ってくる。
右足に先天的な障害(クリッペル・トレノニー・ウェーバー症候群)を抱えるプロであるマーティンは、メジャー14勝を誇るタイガー・ウッズ(米)のスタンフォード大時代のチームメイト。現在は地元オレゴン大ゴルフ部のコーチで、現地時間4日、オレゴン州エメラルドバレーGCで行われた最終予選を通算4アンダーでプレー。出場37人中首位で、たった3つの本戦出場枠を獲得したのだ。
マーティンは障害のため18ホールを歩いてプレーすることは困難だが、それでも1998年には同じオリンピックC(カリフォルニア州)が舞台の全米オープンに出場。23位タイという堂々たる結果を残してもいる。
米男子ツアー出場権も獲得したが、この際カートを使ってのプレーを禁止したツアー側に対して裁判を起こして勝訴。1年間プレーしたが、シード権獲得には及ばなかった。
現在は40歳になり、地元でコーチとして暮らしているが、最終予選最終ホールで1.5メートルのパーパットを沈め、14年ぶりに大一番への切符を手にしたのだ。
「ただ行ってゴルフをするだけ。うまくいけば最高だ」と口にしたマーティン。だが、全米オープンのセッティングも、オリンピックCの難しさもよく知っていいるだけに「ナーバスになるだろう。ほんとにハードだから。エキサイトしたいけど、1番ティーに行ったら難しいのはわかってる」と、気持ちを引き締めた。