L.ウェストウッド首位堅守! R.フィッシャーが3打差単独2位
世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)が単独首位をキープする中、前週トップ10入りのロス・フィッシャー(英)が3日間ノーボギーの快調なゴルフで単独2位に浮上した。
欧州ツアーのノルデア・マスターズ第3ラウンド(現地時間8日/スウェーデン、ブロ ホーフ スロットGC)は快晴微風の絶好のコンディションに恵まれ、前日『64』の好スコアでトップに躍り出たウェストウッドが4アンダー68をマークし、通算16アンダーで今季初優勝に王手をかけた。
次週の全米オープン(現地時間14〜17日/米カリフォルニア州、オリンピックC)で悲願のメジャー初Vを目指すウェストウッドは、前半エンジンがかからず1アンダー35で折り返したが、後半11番から3連続バーディを奪って追いすがる後続を引き離し、3打リードで単独トップの座を守ると「良いプレーができた。内容的にも安定していたし、上手くトラブルを回避することが出来た」と納得の表情。次週に弾みをつけるためにも今週はこのままトラブルなく先頭でゴールを駆け抜けたい。
そのウェストウッドに3打差の単独2位につけるのが2年ぶりツアー通算5勝目を目指すフィッシャー。この日3連続を含む7バーディを量産し前日の13位タイから急浮上し「尻上がりに調子が良くなっている。明日世界トップクラスのウェストウッドと同組で対決出来るのが嬉しい。胸を借りるつもりで頑張りたい」と逆転Vに照準を合わせた。
一昨年、昨年と地元勢が連覇している同大会でスウェーデン勢最上位につけるのが通算12アンダー単独3位のピーター・ハンソン。通算11アンダー単独4位にリチャード・ブランド(英)が続き、ディフェンディング・チャンピオンのアレクサンダー・ノレン(スウェーデン)が通算10アンダー5位タイに順位を上げている。
セルヒオ・ガルシア(スペイン)は通算8アンダー16位タイにとどまっており、最終日は世界No.3のウェストウッド中心の展開になることだけは間違いなさそうだ。