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R.マキロイ単独トップ浮上! 石川も負けじと42人ごぼう抜き

更新日:2012/06/10 11:05
R.マキロイ単独トップ浮上! 石川も負けじと42人ごぼう抜き
フェデックス・セントジュード・クラシック2日目。ここ3週連続で予選落ちしていたR.マキロイが、5アンダー65をマークして通算7アンダーで単独トップに浮上。(写真提供:AP/アフロ)

 

 同世代のライバルがトーナメントを引っ張る中、石川遼が42人をごぼう抜きして楽々と予選を突破した。

 米男子ツアーのフェデックス・セントジュード・クラシック(テネシー州、TPCサウスウインド)は現地時間8日、第2ラウンドの競技を終了。ここ3試合予選落ちが続き次週に迫った全米オープン(現地時間14〜17日/米カリフォルニア州、オリンピックC)連覇に暗雲が立ちこめていたローリー・マキロイ(北アイルランド)だが、この日は久々に会心のゴルフで5つスコアを伸ばし、通算7アンダーで単独トップに躍り出た。

 1打差の2位タイにJ.B.ホームズ(米)、ジェフ・マガート(米)、ケビン・スタドラー(米)が並び、通算5アンダー5位タイにジョン・メリック(米)、チャド・キャンベル(米)らがつける展開となっている。

 1か月前のウェルズファーゴ選手権以来のトップに、「やっぱり自分の名前がリーダーボードの最上段にあると気分が良いね」と語った若き世界No.2のマキロイ。この日は出だし直後の2番でバーディ、3番でイーグルを奪って波に乗ったものの12番、13番の連続ボギーで一歩後退。そしてまた終盤の連続バーディで混戦を一歩抜け出すと、「12番のボギーは仕方ないにしても、13番はフェアウェイからウェッジでグリーンを狙ったのに、バーディどころか短いパットを外してボギー。これはいただけなかった。でも、上がり4ホールで3つバーディを奪い返したのは明日につながる」と週末に向け気合いを入れ直した。

 後続に8打差をつけ、全米オープンでメジャー初制覇を成し遂げてからちょうど1年。「来週に向けて良い感じで調子が戻っている。ここ数週間取り組んだショットの精度が上がってきた」とメジャー連覇を視野に入れ、調整も上々の様子。こうなったら今週勝って本丸の全米オープンに乗り込みたい。

 一方、アメリカ5連戦もちょうど折り返し地点に差し掛かった石川遼は、今ひとつピリッとしない内容だった初日とは打って変わりパッティングが絶好調。18ホールを23パットで凌ぎ、1イーグル、2バーディ、1ボギーの3アンダー67をマークし、通算1アンダーでマキロイと6打差ながら42ランクアップの22位タイに急浮上。トップ10入りを果たした前週に引き続き楽々と予選をクリアした。当然、石川も同世代のライバルの優勝争いを指をくわえて見ているわけにはいかない。残り2日でどこまで上位に食い込めるか注目だ。

 しかし、ただ一人の常駐組である今田竜二は中盤まで3アンダーペースで回りながら3番(10番スタート)のパー5でまさかのダブルボギーを叩いて意気消沈。最終9番もトリプルボギーとし3オーバー73の乱調。通算8オーバーでカットラインに6打足りず、125位タイと下位で予選落ちを喫した。

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