R.マキロイ一歩後退で混戦に拍車 石川46位タイ
単独トップからスタートしたローリー・マキロイ(北アイルランド)が出入りの激しいゴルフでスコアを落としたことで、混戦に拍車がかかり誰が勝ってもおかしくない展開となった。
米男子ツアーのフェデックス・セントジュード・クラシック(テネシー州、TPCサウスウインド)は現地時間9日、第3ラウンドの競技を終了。マキロイが4バーディ、6ボギーの2オーバー72で通算5アンダー4位タイへ後退する中、通算6アンダーまでスコアを伸ばしたデービス・ラブIII(米)、ニック・オーハン(豪)、ジョン・メリック(米)の3人が首位に並んだ。
その他上位陣は、マキロイと同じ4位タイにダスティン・ジョンソン(米)、ロバート・アレンビー(豪)、チャド・キャンベル(米)、ケビン・スタドラー(米)らがつけ、前日同様、5打差に30人がひしめく混戦模様となっている。
「風が巻いて難しいコンディションの中、昨日までのように伸び伸びゴルフをすることが出来なかった」と一歩後退のマキロイは渋い顔。「1歩進むと2歩下がる、みたいな浮き沈みの激しい内容になってしまった。でも肝心なのは最終日。まだトップと1打差だし悪くないポジションだと思っている」と逆転Vに意欲を見せる。連覇がかかる次週の今季メジャー第2戦全米オープン(現地時間14〜17日/米カリフォルニア州、オリンピックC)を占う意味でも最終日の戦いは重要。両親、コーチが見守る中、3月のザ・ホンダ・クラシック以来の今季2勝目なるか注目だ。
一方、前日60台をマークし42人をごぼう抜きした石川遼だったが、この日は1バーディ、4ボギーの3オーバー73とスコアを落とし、通算2オーバー46位タイに順位を下げた。フェアウェイをとらえたのが全体の3分の1、パーオン率が44パーセントではいくらショートゲームが良くてもスコアを伸ばすのは難しい。パットが好調なだけに最終日はショットの安定感を取り戻したい。
尚、今田竜二は予選で姿を消している。