米女子プロたちが乳がん撲滅トーナメントに出場!
更新日:2012/06/13 12:49
掲載日:2012/06/13 11:57
米女子ツアーのトッププレーヤーたちが、乳がん撲滅のために活動を繰り広げている。
同ツアーの今季のメジャー第2戦、ウェグマンズLPGA選手権終了後、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のヤニ・ツェン(台)やホール・オブ・フェイマーのカリー・ウェブ(豪)、ポーラ・クリーマー(米)、アレクシス・トンプソン(米)、ステイシー・ルイス(米)の人気者たちが揃い、第13回LIFE(LPGAプロたちの乳がん撲滅運動)トーナメントに出場した。
ツアー6勝のバル・スキナー(米)がホストを務める同大会で集まった寄付金額は50万ドル(約3,980万円)以上。これまでの通算だと、すでに800万ドル(約6億3,700万円)以上が集められ、乳がん撲滅のために寄付されている。
現在ゴルフチャンネルの解説者を務めるスキナーは、ツアー仲間で将来を嘱望されながら、1993年に28歳の若さで乳がんのため亡くなったヘザー・ファー(米)を悼み、2000年に乳がん撲滅基金を立ち上げた。収益はスーザン・G・コーメン乳がん基金と、がん研究の権威であるニュージャージーがん研究センター(CINJ)に寄付されている。
女性にとって乳がんは、年齢に関係なくかかる可能性のある恐ろしい病気だ。同時に、検査さえすれば早期発見で治療できることも多く、撲滅運動とともに検査を当たり前のこととして広めることも大切だ。ファーの死後、LPGAではこの運動が一気に広まり、今では馴染み深いものとなったピンクリボン着用も早い時期から行われていた。
そんな中、若い選手たちがこれに協力することで、さらにこの運動が広まるに違いない。