欧州ツアー ライダーカップを前に母国優勝を狙うF.モリナリ
フランセスコ・モリナリ(伊)が2週後に迫ったライダーカップ(現地時間28〜30日/米イリノイ州、メダイナCC)を前に、優勝でチームに勢いをつけようと燃えている。
現地時間13日開幕の欧州ツアー、BMWイタリア・オープン(イタリア、ロイヤルパーク1世ロベリ)は、モリナリにとって母国のナショナルオープンであると同時に、ライダーカップへのデモンストレーションという大きな意味を持った大会でもある。
ローリー・マキロイ(北アイルランド)が全米プロゴルフ選手権を制した後、ドイツ銀行選手権、BMW選手権と米男子ツアーのプレーオフシリーズで2連勝し圧倒的な強さを見せているが、その一方でセルヒオ・ガルシア(スペイン)も、米ツアーレギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権で優勝。さらに欧州ツアーでは、ポール・ローリー(スコットランド)がジョニー・ウォーカー選手権、KLMオープンでピーター・ハンソン(スウェーデン)が勝っており、ライダーカップ欧州チームのメンバーがその強さを誇っている。それだけにモリナリも負けてはいられない。
「2週間後にライダーカップがあるということで、すべてがエキサイティングになっている。シカゴ(近郊でのライダーカップ)に向けていい準備がしたい。ローリー(マキロイ)のここ数週間のびっくりするような活躍は、チームスピリットにすごくよい刺激になっている。アメリカチームはシーズン前半から夏までとてもよかったから、ヨーロッパチームも準備万端だということを見せることは大切だ」と2006年以来の大会優勝に意欲を燃やしており、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。
もちろん兄のエドアルド・モリナリ(伊)、マッテオ・マナセロ(伊)らその他の地元勢もやる気満々だ。残念ながら2人ともライダーカップのメンバーには入れなかったが、その分勝って存在をアピールしたいところだ。