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全英女子オープン開幕! ダブル宮里揃ってメジャー初Vへ3位タイ好発進!

更新日:2012/09/14 09:54
全英女子オープン開幕! ダブル宮里揃ってメジャー初Vへ3位タイ好発進!
全英リコー女子オープン初日。1アンダー71で回り、首位に1打差の3位タイと好スタートを切った宮里藍。(写真提供:AP/アフロ)

 

 メジャー初優勝に向けて宮里藍、宮里美香の2人が最高のスタートを切った。

 米女子ツアー今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープン第1ラウンド(現地時間13日/英国、ロイヤル・リバプールGC)は、2アンダー70をマークしたリュウ・ソヨン(韓)とカン・ハエジ(韓)の2人が首位を並走しているが、ダブル宮里は揃って1アンダー71でプレー。ホール・オブ・フェイマーのカリー・ウェブ(豪)、前週優勝の申智愛(韓)という大会歴代優勝者らと共に9人が並ぶ3位タイグループにつけた。

 雨こそ降らないものの、強風と寒さが襲いかかった大会初日。狭いフェアウェイと厳しいラフに各選手が苦しめられるも、第1ラウンドが終わって首位が2アンダーというのは2001年にトーナメントがメジャー大会になって以来もっとも高いスコア。それだけに首位から2打差以内に28人がひしめく混戦模様となったが、ダブル宮里はしっかりとV圏内をキープした。

 今季すでに米ツアーで2勝している藍は忍耐強いプレーを見せた。インからスタートし、14番でバーディを先行させたものの、16番、17番で連続ボギー。それでもガタガタとスコアを崩してもおかしくない流れの中でしっかりと踏みとどまった。後半に入って2番バーディ、4番ボギーと一進一退のプレーの後、5番、7番とバーディを重ねて1アンダー71。経験の豊富さを見せ付け、しっかりとメジャータイトルに向けて3位タイの好発進を切った。

 4週間前のセーフウェイ・クラシックで待望のツアー初優勝を飾り、好調さを維持している美香は積極的なプレーを見せた。2番でボギーが先行したが、これに臆することなく積極的にコースに立ち向かう。14番までは3バーディ、5ボギーと2オーバーまでスコアを落としたものの、続く15番パー3ではピン2メートル手前にキャリーしたボールがカップをすり抜け、奥1メートルにつけるスーパーショット。このバーディを含め上がり4ホールで3つのバーディを奪ってこちらも1アンダー71。最後まであきらめず、混戦の中に飛び込んでみせた。

 そのほか、一ノ瀬優希がイーブンパー72で回り12位タイにつけ、若林舞衣子が1オーバー73で29位タイ。大江香織は2オーバー74でラウンドし42位タイといずれもまずまずの出来。2日目以降も粘り強いプレーをすることを誓った。

 また、原江里菜は3オーバー75で55位タイ、木戸愛は4オーバー76で74位タイだが、1ストロークに大勢がひしめく混戦とあって上位に食い込むチャンスはまだまだ残っている。

 一方、大きく出遅れたのは上田桃子と上野藍子だ。日本を舞台に行う米ツアーの一戦、ミズノクラシックで2勝しているものの、それ以外では米ツアーの勝利がない上田がトリプルボギーを喫するなど8オーバー80を叩いて125位タイ、全英初出場の上野が10オーバー82で137位タイ。いずれも予選通過には猛チャージが必要になってしまった。

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