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選手から悲鳴続出の全英女子、S.ピーターセンは「アンプレアブルだった」

更新日:2012/09/15 13:01
選手から悲鳴続出の全英女子、S.ピーターセンは「アンプレアブルだった」

 

 米女子ツアー今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープン第2ラウンド(現地時間14日/英国、ロイヤル・リバプールGC)は強風のためサスペンデッドとなり、すでに競技をスタートさせた36人のスコアが無効となったが、そもそもプレー不可能なコンディションの中で第2ラウンドを強行した大会側に選手たちから少なからぬ不満が噴出している。

 現地時間午後2時になって最終的にサスペンデッドが決定。競技委員が第2ラウンドのスコアを無効にすることを正式に表明したが、この決断についてロレックスランキング(女子世界ランキング)6位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)はこんな感想を口にした。「当然の処置だと思います。スタートして2〜3ホールで完全にプレー続行が不可能な状況であることがわかりました。選手の立場から言わせてもらうとアンフェアというより、アンプレアブルだったというのが正直な思いです」

 またイギリス出身で風の強いリンクスコースでの経験が豊富なカレン・スタップルス(英)も「これまでに経験したことがないような風でした」と驚きを口にした。「3番ホールのグリーン上でボールが止まらなくなったんです。動き続けるボールを狙って打つなんてゴルフじゃあり得ません。競技委員を呼んで対処法を聞きましたけれど、あれだけコンスタントに突風が吹き続けるとプレーするのは無理です」と訴えた。

 またツアーでも長身で知られるミッシェル・ウィー(米)は「背が高いから尚更、風にあおられて大変でした。普段は思わないけれど、今日は小さくなりたかったです」と苦笑い。

 強風でピンが斜め45度に傾く中、第2ラウンドをスタートさせた決断が果たして妥当だったのか? 厳しいコンディションを経験した選手たちの中には疑問と疲労が蓄積されたようだ。

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