藤田、今季3勝目で賞金ランクトップに! 池田は1打及ばず2位タイ
国内男子ツアーのANAオープンゴルフトーナメントは16日、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ベテランの藤田寛之が通算16アンダーで、1打差に5人がひしめく大混戦を制して今季3勝目を挙げた。池田勇太は1打及ばず2位タイ、石川遼は通算11アンダー13位タイで4日間の競技を終えている。
首位から2打差の単独2位からスタートした藤田。アウトから出た1番でバーディスタートを切ると、5番からはバーディとボギーを交互に繰り返し、2アンダーで折り返す。その後、12番でバーディを奪って通算15アンダーまでスコアを伸ばすが、単独首位スタートの金亨成(韓)がこの時点で通算17アンダーまでスコアを伸ばし首位をキープ。さらに、3位タイスタートの池田も13番を終えた時点で通算16アンダーとし、単独2位に浮上。藤田は3位タイと順位を1つ落としていた。
それでも藤田は14番でバーディを奪うと、首位の金が16番でボギーを叩いたため通算16アンダーで並び最終ホールを迎える。その最終18番、藤田がパーセーブしたのに対し、金がボギーを叩く。また、同じく通算16アンダーで最終ホールに臨んだ池田がボギーを叩いてスコアを落としていたため、藤田が逆転で勝利を収めた。なお、43歳の藤田は4月のつるやオープンゴルフトーナメント、5月のダイヤモンドカップゴルフに続く自身初のシーズン3勝目を挙げ、賞金ランキングでもトップに浮上している。
その他では、金、池田と並ぶ通算15アンダー2位タイにカート・バーンズ(豪)、梁津萬(中)が入り、1打差の6位タイには室田淳とドンファン(韓)。さらに通算13アンダー8位タイに谷原秀人、近藤共弘が続いた。
最終日のチャージで逆転優勝を狙った13位タイスタートの石川は、ノーボギーながらも2アンダー70とスコアを伸ばし切れず、通算11アンダーは前日と同じく13位タイで終戦となった。また、5月の日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hillsでツアー初優勝をメジャーで決めたルーキーの藤本佳則は、通算3アンダー52位タイに終わっている。