「信じられない1年だった」とR.マキロイ
欧州ツアー今季最終戦、DPワールドツアー選手権 ドバイ(UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)を劇的な5連続バーディで制したローリー・マキロイ(北アイルランド)。世界ランク1位となり欧米両ツアー同時賞金王に輝いたこの2012年を振り返り「信じられないような1年だった」と表現した。
最終日はジャスティン・ローズ(英)が10アンダー62のコースレコードをマークする猛追で一時マキロイを逆転。優勝のチャンスが消えたかに思われたが、14番から怒濤の5連続バーディで再逆転に成功したマキロイがローズに2打差をつけ優勝を飾った。
「これ以上ない展開だったね。ジャスティン(・ローズ)がもの凄い勢いで追いかけてきたのはわかっていた。それを凌ぐプレーが出来て最高の気分だ。今年はメジャーでも優勝してライダーカップでも勝てて、信じられないくらい素晴らしいシーズンだった。でも来年はこれ以上の活躍が出来るように頑張りたい」とマキロイ。欧米両ツアーで通算5勝を挙げるなど、大ブレイクの1年を最高の形で締めくくり満面の笑みを浮かべた。
欧州ツアーの賞金王が最終戦のチャンピオンに輝いたのは2009年のリー・ウェストウッド(英)以来3年ぶり。通算23アンダーでの優勝もウェストウッドが持つ大会最少ストロークVに並ぶ記録だった。年間獲得賞金は550万ユーロ(約5億8,700万円)を超え、昨年ルーク・ドナルド(英)がマークした年間最高獲得賞金も更新。23歳205日でのツアー通算5勝目の達成は、セベ・バレステロス(スペイン/21歳42日)、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン/23歳21日)、サンディ・ライル(スコットランド/23歳90日)に次ぎ史上4番目の年少記録である。
そんな記録づくめのシーズンを来季は“超えてみせる”と宣言したマキロイ。“マキロイ時代”は当分続きそうな勢いだ。