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世界ランキング 賞金王の藤田、マスターズ出場濃厚の43位浮上!

更新日:2012/12/04 10:48
世界ランキング 賞金王の藤田、マスターズ出場濃厚の43位浮上!

 

 43歳にして初めて日本ツアー賞金王となった藤田寛之が、米国時間3日発表の最新世界ランキングで48位から43位へと躍進。年末時点での50位以内に与えられる来年のマスターズ出場権を確実にした。

 国内男子ツアー今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップで3連覇を飾り自身初のタイトルを獲得した藤田だが、平行して気になるのが世界ランクだ。一昨年はやはり日本ツアーでの踏ん張りが効いて、年末のトップ50に入って初めてオーガスタ行きの切符を手にしている。

 初めて挑んだ2011年のマスターズでは残念ながら予選落ちを喫したが、その経験から持ち球のフェードボールを封印。シーズン真っ只中の今年の夏からドローボール主体に切り替える思い切った作戦を取ったのは、もちろん2度目のオーガスタ行きをにらんでのことだ。この危険な賭けにも勝ってタイトルを手にした藤田は、来年4月に向けて休むことなく技を磨き続けることになる。

 南アフリカが舞台のオフ恒例の優勝賞金125万ドル(約1億円)がかかった元祖高額トーナメント、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジで優勝したマーティン・カイマー(独)が、32位から28位へとランクアップ。元No.1復活の兆しを見せている。同大会単独2位のチャール・シュワーツェル(南ア)は27位と1つ順位を上げ、単独3位のビル・ハース(米)が37位から34位に、単独4位のルイス・ウーストハウゼン(南ア)は2つ順位を上げ5位へと浮上。大会3連覇を狙ったが単独5位に終わったリー・ウェストウッド(英)は6位のままとなっている。

 また、米男子ツアーの公式競技ではないが、結果が世界ランクに反映されるワールド・チャレンジを制したグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が、24位から14位にジャンプアップ。単独2位に入ったキーガン・ブラッドリー(米)が4ランクアップの11位に浮上している。

 1位ローリー・マキロイ(北アイルランド)、2位ルーク・ドナルド(英)、3位タイガー・ウッズ(米)、4位ジャスティン・ローズ(英)の上位4人に変動はない。

 その他の主な日本勢では、藤田とのタイトル争いに敗れたものの日本シリーズ単独5位と最後まで大会を盛り上げた谷口徹が、84位から78位に浮上。石川遼は5ランクダウンの79位に後退している。

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