2週連続V狙うP.シニアが好発進! G.ノーマンは棄権
更新日:2012/12/14 12:06
掲載日:2012/12/14 11:59
53歳のピーター・シニア(豪)が好調さをキープし、2週連続優勝を視野に入れている。
先週の豪州ツアー、オーストラリアン・オープンで大会最年長優勝を飾ったばかりのシニアだが、今週は豪州、ワンアジア両ツアー共催のオーストラリアンPGA選手権(現地時間13日開幕/豪州、パーマー・クーラム・リゾート)に出場。第1ラウンドを4アンダー68で回り、単独首位のダニエル・ポポビッチ(豪)に4打差の6位タイと好発進を切った。
1989年にもオーストラリアン・オープンとオーストラリアンPGA選手権の両大会を制したことがあるシニアにとって、ここクーラムは2年前にも勝利を収めた相性のいいコース。それでも、ベテランらしく大会前にはとぼけて見せた。「2週連続優勝? どうかなぁ。同じ場所に2度、雷は落ちないから(自分にかけないで)お金をセーブしたほうがいいよ」と、周囲を煙に巻いた。だが、コースとの相性は認めており、自信は隠しきれない。それだけに、若手たちはベテランのパワーに戦々恐々としている。
首位に2打差の単独2位にスコット・ストレンジ(豪)がつけ、さらに1打差の3位タイに5アンダー67でプレーしたジェフ・オギルビー(豪)ら3人が追走。ダレン・クラーク(北アイルランド)、スチュアート・アップルビー(豪)は2アンダー70で19位タイ、クレイグ・パリー(豪)は1アンダー71で34位タイにつけている。
日本勢は、富田雅哉が2オーバー74で80位タイ、川村昌弘は6オーバー78で128位タイといずれも出遅れている。
尚、かつての世界ランクNo.1で大会目玉選手のひとりでもあるグレッグ・ノーマン(豪)は、スタートから2ホールを終えた後、食中毒の疑いがあることから棄権した。