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アジア苦戦、1勝も出来ず… 石川組は完敗/ロイヤルT

更新日:2013/12/20 16:46
アジア苦戦、1勝も出来ず… 石川組は完敗/ロイヤルT

 

 アジアとヨーロッパの強豪が名誉をかけて戦うザ・ロイヤルトロフィ。第6回を迎えた今回の舞台はブルネイ・ダルサラームのエンパイアホテル&CC。正午から集団礼拝2時間を挟む異例のスケジュールとなった現地時間14日、2人1組で1つのボールを交互に打つフォーサム方式で行われた初日は、ヨーロッパチームの勢いにアジアチームは終始押され気味で、対戦成績0勝3敗1分け(勝:1ポイント、敗:0ポイント、分:0.5ポイント)。日本が誇る石川遼、藤本佳則の両選手もチームに貢献することは出来ず、ポイント0.5-3.5と欧州チームにリードを許した。

 尾崎直道主将がチームを率い3年ぶり2度目の勝利を狙うアジアチームは第1組に勢いのある藤本&呉阿順(中)ペアを送り込み先手必勝を目指した。期待通り前半はアジアチームのペース。ところがフランセスコ&エドアルドのモリナリ兄弟(伊)が中盤5連続バーディを奪ってあっという間に藤本組を逆転。1ホールを残し2アップ(2アンド1)で欧州チームが僅差の勝利をものにした。

 接戦だったジーブ・ミルカ・シン(インド)&キラデク・アフィバーンラト(タイ)組もマルセル・シエム(独)&ニコラス・コルサーツ(ベルギー)のフレッシュなコンビに1ダウンで敗戦。金庚泰&Y・E・ヤン(ともに韓国)組は欧州チームのキャプテン、ホセ・マリア・オラサバル&ミゲール・A・ヒメネスのスペインコンビに終始リードを許したが最終ホールで起死回生のイーグル奪取でオールスクエアに戻し辛くも引き分けた。

 誤算だったのは昨季の国内男子ツアー賞金王、ベ・サンムン(韓)とコンビを組んだ石川組。最強ペアと目されたが、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)&ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)組が10番から4ホール連続アップを奪う猛チャージで5アンド4と大差の完敗を喫した。

「初日は2勝以上しておきたい」と語っていた尾崎キャプテンの思惑は大きく外れポイントは引き分けの0.5だけ。2日目は2人のうち良い方のスコアを採用するフォーボールマッチ。過去アジアチームが得意とするフォーマットだけに、初日の借りをきっちりと返したいところだ。

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