D.チョプラ単独トップ浮上! 小林13位タイ、丸山36位タイ
天候不良のため進行が遅れ最終日に36ホールを消化する強行軍となったアジアンツアーの今季最終戦イスカンダール・ジョホール・オープン(マレーシア、ホライゾンヒルズGC)。現地時間15日に第2ラウンドをようやく終え、米男子ツアー2勝の実績を持つダニエル・チョプラ(スウェーデン)が単独トップに躍り出た。
第1ラウンド「68」、第2ラウンド「66」をマークしたチョプラが通算10アンダーでトーナメントをリードをしたこの日、1打差の単独2位にチャプチャイ・ニラット(タイ)が続き、第1ラウンド『63』でトップ発進を切ったデビッド・リプスキー(米)がスコアを1つ落とし、通算8アンダーで3位タイに後退した。チョプラにとってアジア(マレーシア)はプロとして初優勝を手にした思い出の地。米ツアーでシードを落としているだけに、アジアに新たな活路を開こうと必死だ。
一方、世界ランク20位のセルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算7アンダーで7位タイの好位置を守り、第2ラウンドでイーブンパー72とスコアを伸ばせなかったアーニー・エルス(南ア)は通算3アンダー36位タイにとどまっている。
日本勢は第2ラウンド、5アンダー67の好スコアをマークした小林正則が通算6アンダー13位タイとまずまずのポジションをキープ。現在同ツアーの賞金ランク5位につける小林が最終戦で日本とアジアを股にかけた多忙なシーズンの有終の美を飾れるか注目だ。
また丸山大輔が通算3アンダーでエルスらと並び36位タイ。この日3アンダー69と巻き返した平塚哲二が80位タイから47位タイ(通算2アンダー)に順位を上げ予選をクリアしたが、アジアンツアーを主戦場とする片岡大育は通算1オーバー(84位タイ)でカットラインに2打及ばず決勝ラウンド進出を逃している。
天候が許す限り最終日は36ホールの長丁場になる。2ラウンドあれば展開次第で誰が勝ってもおかしくない。小林や丸山にも逆転の可能性は残されている。