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トップ10入り1回… 期待外れに終わったM.プレセル

更新日:2012/12/24 09:28
トップ10入り1回… 期待外れに終わったM.プレセル

 

 モーガン・プレセル(米)はかつて史上最年少で全米女子オープン出場を決めた元祖天才少女。プロ入り後も2007年のクラフト・ナビスコ選手権でメジャー史上最年少チャンピオンに輝くなど名声を博して来た。ところが2012年は負けず嫌いな彼女にとって不本意なシーズンに終わってしまった。

 出場23試合でトップ10に入ったのは5月に行われたサイベース・マッチプレー選手権(3位)だけ。アザハラ・ムニョス(スペイン)との準決勝でスロープレーのペナルティをとられて惜敗を喫し涙したシーンは記憶に新しい。

 また、5月には国内ツアーのワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップでプレーオフを戦い、敗れたものの2位タイに入るなど好調だった。しかしその後一転不調に陥り、夏場から秋にかけ5試合連続予選落ちを喫するなど賞金ランク45位と2006年のデビュー以来、もっとも下位に甘んじた。

 このオフにはスポーツマネジメント会社勤務の男性との結婚が決まっており、私生活は充実しているようだが、こと本業のゴルフに関しては優勝争いに絡むことなく存在感を示すことが出来なかった。

 もともと飛ぶ方ではないが小技とアグレッシブなコースマネジメントで道を切り開いて来たタイプ。ガッツ溢れるプレーには定評があるものの2012年は60台のラウンドが5回だけ。平均ストロークも135位(73.647)に低迷し復調のきっかけをつかめずにシーズンを終えている。

 アメリカ勢のスター不足が叫ばれる昨今、プレセルのような華やかな選手が活躍してくれないとツアーは盛り上がらない。人生最良のパートナーを得て臨む2013年は再び華やかな存在として優勝争いを賑わしてもらいたいものだ。

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