第1ラウンドが再びコールドゲームに 月曜日に再スタート
強風に見舞われている米男子ツアーの2013年シーズン開幕戦ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ハワイ、プランテーション・コース at カパルア)。現地時間6日になってようやく第1ラウンドがスタートしたものの、およそ1時間で試合続行不可能なコンディションのため中断に。30人中24人が数ホールを消化したが、公平を期してすべてのスコアがまたもリセットされ、月曜日の午前7時10分にスタートする異例の事態に陥った。
3日目を終え未だ1ホールも消化していない昨季のツアー優勝者たち。「グリーンにボールが止まってくれない。ちょっと目を離すとあっという間に(ボールがグリーンから)転がり落ちてしまう。こんな経験は初めて」とはマット・クーチャー(米)の弁。
10番からスタートし11番でダブルボギー、続くホールでトリプルボギーを叩いたベン・カーティス(米)は「あり得ない。風よ、どうか収まってくれ。穏やかなコンディションで早くゴルフがしたい」と珍しく愚痴をこぼした。
3日目を終えてもディフェンディング・チャンピオンのスティーブ・ストリッカー(米)や昨年のフェデックスカップ年間王者ブラント・スネデカー(米)らは1ホール目のティショットすら打っていない。選手たちの表情には諦めと疲労感が次第にくっくりと浮かび上がり始めた。
大会側は月曜日に36ホールを消化し、火曜日に18ホールを行って試合を成立させたいと考えているが、フルフィールドでの開幕戦ソニー・オープン・イン・ハワイが木曜日(現地時間10日)にスタートすることを考えると選手たちにとっては苛酷この上ないスケジュールとなりそうだ。
ちなみに前回ツアーで火曜日まで試合が延長されたのは2006年のブーズ・アレン・クラシックまでさかのぼる。