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米女子ツアー 〜韓国同世代トリオの主導権争いの行方は…?

更新日:2013/01/07 13:31
米女子ツアー 〜韓国同世代トリオの主導権争いの行方は…?

 

 韓国が誇るヒロイン、朴セリがセンセーショナルな米女子ツアーデビューを飾ったのが1998年。当時10歳前後だった少女たちが今、同ツアーの主要メンバーとして各賞レースを賑わしている。

“セリ先輩が全米女子オープンで優勝した姿を見て強烈なインパクトを受けました。彼女みたいになりたい、と思ったんです!”と口を揃えるのは2012年の賞金ランク1位のインビー・パーク(韓)、同2位のチェ・ナヨン(韓)、同7位に入った申智愛(韓)の各選手たち。全員が87年&88年生まれの同世代だ。

 3人はジュニア時代から凌ぎを削った間柄で10代の頃から将来を嘱望される存在だった。2006年にプロ転向したパークは2008年に全米女子オープンのビッグタイトルを獲得し一躍注目を集める存在に。その後勝星から遠ざかっていたが昨シーズン2勝を挙げ228万ドル強(約2億円)を稼ぎ出し賞金女王に輝いた。

 一方のチェは2008年にアメリカデビュー。ヤニ・ツェン(台)と激しい新人賞争いを演じ2位に甘んじたものの、これまで全米女子オープン(2012年)でのメジャー1勝を含めツアー通算7勝を挙げている。昨季の獲得賞金は198万ドル強(約1億7,500万円)。

 そして申はまだ米ツアーメンバーになる前に全英リコー女子オープン(2008年)を含む3勝を挙げ、QT(クォリファイング・トーナメント)免除で正式メンバーとなり、これまでにツアー通算10勝。昨季の獲得賞金(123万ドル強=約1億円強)はパークやチェの後塵を拝しているが、すでに韓国で永久シード選手の仲間入りを果たしているなどその実績と実力は群を抜いている。

 ライバルといえども3人は決していがみ合ってるわけではなく、むしろ仲が良い。同世代のライバルトリオが2013年シーズンも主役になりそうだ。

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