B.スネデカー逃げ切りV! 今田40位タイで終戦

昨シーズンのフェデックスカップ王者ブラント・スネデカー(米)が、危なげないゴルフで逃げ切り今季初勝利を飾った。
米男子ツアーのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマは現地時間10日、カリフォルニア州のぺブルビーチGLを舞台に最終ラウンドの競技を行い、2日目から首位を走ったスネデカーがこの日も7アンダー65の好スコアをマーク。通算19アンダーでシーズン初、ツアー通算5勝目を挙げた。
出だし直後の2番パー5。セカンドショットをピンそば1.5メートルに寄せ楽々イーグルを奪って後続の追撃を封じ込めたスネデカー。今季はタイガー・ウッズ(米)とフィル・ミケルソン(米)に優勝をさらわれた試合でともに2位(タイを含む)に入り、開幕戦で単独3位に入るなど絶好調だった。
「タイガーやフィルに優勝を持っていかれたので、次は自分も勝てるということを証明したかった。ペブルビーチという素晴らしい舞台で満足の行くプレーが出来て本当に良かった。優勝争いは楽しいね。ずっとこういうポジションで戦いたい」とスネデカーは満面の笑みで語った。ちなみに2013年はここまで5試合に出場し、通算82アンダー(累計)という驚異的なスコアを叩き出したことになる。
これで世界ランクは1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、2位のタイガー・ウッズ(米)、3位のルーク・ドナルド(英)に次ぐ4位に浮上。賞金ランク、フェデックスカップポイントランキングともにトップに躍り出た。少し気が早いようだが2年連続の年間王者も狙えそうだ。
その他上位陣は、通算17アンダー単独2位にクリス・カーク(米)、通算14アンダー3位タイにジェームス・ハーン(米)、ケビン・スタドラー(米)らが入ったが、前週優勝のディフェンディング・チャンピオン、フィル・ミケルソン(米)はこの日もパッとしない内容でイーブンパー72止まり。通算1アンダー60位タイの下位に沈んだ。
一方、初日3位タイと好調なスタートを切った今田竜二は最終日、3バーディ、2ボギーの1アンダー71と平凡なスコアで通算4アンダー40位タイに終わっている。