有村スコア伸ばせず後退 美香低迷、桃子一歩前進

米女子ツアー本格デビュー戦で上位進出を狙う有村智恵は、大会2日目ショットの切れを欠き一歩後退した。
同ツアー今季第3戦、HSBC女子チャンピオンズは現地時間1日、シンガポールのセントーサGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日11位タイとまずまずのスタートを切った有村はこの日、2バーディ、2ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算3アンダーでレクシー・トンプソン(米)、モーガン・プレセル(米)、ルーキーのモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)らと並ぶ21位タイに順位を下げた。
一方、前日出場62名中単独61位と大きく出遅れた上田桃子は10番スタートの第2ラウンド、序盤の13番パー4で第2打を直接カップに捩じ込みイーグルを奪うと、14番から3連続バーディで一気に5つスコアを伸ばし下位からの脱出に成功。しかしその後バーディを奪えず4アンダー68で通算2オーバー。14ランクアップの47位タイに浮上した。しかし宮里美香は2バーディ、1ボギーの1アンダー71止まり。通算3オーバー51位タイに低迷している。
上位陣はノーボギーの6アンダー66で回ったステイシー・ルイス(米)が通算11アンダーで前日の2位タイから単独トップに浮上。前週のホンダLPGAタイランドでも2日目を首位でクリアしており、今週も“ツアーでもっとも安定感があるプレーヤー”の面目躍如。「自分ではそれほど良いプレーをした感覚はないけれど、7〜8メートルのパットがいくつか入ってくれたのが大きかった。『66』は満足です」と2週連続の優勝争いに笑顔がこぼれた。
また前週2位に食い込んだ17歳のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が通算9アンダーでチェ・ナヨン(韓)、ポーラ・クリーマー(米)、前日単独トップのアザハラ・ムニョス(スペイン)らと並び2位タイの好位置をキープ。しかしロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のヤニ・ツェン(台)はスコアを1つ落とし、通算3アンダー。前日の7位タイから21位タイに後退している。
尚、宮里藍は玉突き事故によるむち打ち症で今大会を欠場している。