スペイン第3の女C.シガンダ奪首! 桃子2度目の予選クリア
ツアー2年目のカルロタ・シガンダ(スペイン)が強豪を抑え単独トップに躍り出た。
米女子ツアーの新規トーナメント、ノーステキサスLPGAシュートアウトは現地時間27日、テキサス州のラスコリナスCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ベアトリス・リカーイ、アザハラ・ムニョスに続くスペイン勢第3の女シガンダが6バーディ(1ボギー)の猛攻でただひとり二桁超えの通算11アンダーまでスコアを伸ばし、初のトーナメントリーダーに浮上した。
2打差の2位タイにロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のインビー・パーク(韓)と前日トップのキャロライン・マッソン(独)が続き、通算8アンダー単独4位にチェ・ナヨン(韓)がつけている。また前週優勝のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が通算5アンダー9位タイ。世界No.1返り咲きを狙うヤニ・ツェン(台)はスコアを伸ばせず通算4アンダー12位タイにとどまった。
今大会は通常の試合と異なり、3日目に2度目の予選カットが行われるが、日本勢で唯一2日目の予選をクリアしたもののボーダーライン上にいた上田桃子は、イーブンパー71にスコアをまとめ、通算1オーバー47位タイで最終ラウンド進出を決めた。
上田は10番スタートの前半、ボギーが先行し15番は2打目を池に入れてダブルボギーを叩いたが、17番のバーディで流れを引き寄せると、後半は入れ頃外し頃のパットをきっちりと沈めて2バーディを奪い、前半の出遅れを取り戻した。
「前半は体が動かずもたついてしまったけれど、後半は良いパットが決まってくれてまずまずでした。ダボのあとも気持ちを切り替えられたのは良かったけれど、短いパットをもう少し決めたかった。1日1打ずつでも縮めていって、無駄なショットがないよう集中して頑張りたいです」と最終日に向け上田は反省と抱負を口にした。
またこの日残念ながら3日目の予選カットラインに届かず通算3オーバー54位タイで予選落ちを喫したブリタニー・ラング(米)にサプライズが。18ホールを終えたところで男性がグリーン上に現れ、ひざまずいてラングに指輪を捧げ前代未聞のグリーン上でのプロポーズを行ったのだ。もちろんラングは満面の笑みでオーケー。2人は笑顔でカメラの前でポーズをとった。
尚、宮里藍と宮里美香は2日目の予選カットで姿を消している。