L.グローバー、2年ぶりV王手！　14歳のグアンは最下位転落…

　2009年の全米オープンチャンピオン、ルーカス・グローバー（米）が逃げ切り態勢に入った。

　米男子ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズは現地時間27日、ルイジアナ州のTPCルイジアナを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日トップに立ったグローバーがこの日は5バーディ、3ボギーの2アンダー70と平凡なスコアながら通算14アンダーとし、後続に2打差をつけ2年ぶりツアー通算4勝目に王手をかけた。

　2打差の2位タイに今季2勝目を狙うD.A.ポインツ（米）の他、カイル・スタンレー（米）、ジミー・ウォーカー（米）、ビリー・ホースヘル（米）の面々。この日7アンダー65と爆発したケビン・スタドラー（米）が通算11アンダーまでスコアを伸ばし、悲願のツアー初Vが狙える単独6位に浮上している。

　アーニー・エルス（南ア）はムービングデーにスコアを伸ばせず通算8アンダー17位タイに後退。同じく17位タイにジェイソン・ダフナー（米）、昨年まで日本で活躍していたドンファン（韓）らがつけている。

　一方、マスターズに続き2試合連続予選突破の快挙を達成した14歳のアマチュア、グアン・ティンラン（中）はこの日3バーディ、5ボギー、1トリプルボギーの5オーバー77を叩き、通算2オーバーで予選を突破した71名中最下位に沈んだ。

「あまり良いプレーが出来ませんでした」と14歳のティンランは肩を落としたが、キャディを務めるトッド・マクファーソン氏は「途中（池に生息する）ワニを見てはしゃいだり、素顔は幼い普通の子供。結構楽しんでいるみたいだよ。結果より楽しんでいることの方が大事」と14歳のプレーを温かく見守っている。ちなみにグアンは2週間後にはテキサス州ダラスで行われる全米オープン（6月13〜16日／ペンシルベニア州、メリオンGC）の予選会に出場することが決まっている。

　尚、今大会に日本勢は出場していない。