M.イロネン、6年ぶりVへ! B.ランフォードらを3打リード
6年間優勝から遠ざかっているミッコ・イロネン(フィンランド)が2週連続Vを狙うブレット・ランフォード(豪)らに3打差をつけ単独トップに躍り出た。
欧州、ワンアジア両ツアー共催のボルボ中国オープン(中国、ビンハイレイクGC)は現地時間3日、第2ラウンドの競技を終了。この日5位タイからスタートしたイロネンが9バーディ、ノーボギーの好スコアをマークし通算12アンダーで後続に3ストロークの差をつけトーナメントをリードした。
前週韓国で行われたバランタインズ選手権に続く2週連続Vを狙うランフォードが通算9アンダーでキラデク・アフィバーンラト(タイ)と並び2位タイの好位置をキープ。初日のトーナメントリーダー、ロバート-ジャン・ダークセン(オランダ)は2アンダー70で回ったが通算8アンダーは単独4位へ一歩後退。通算7アンダー5位タイに第2ラウンドに6アンダー66のチャージを見せたパブロ・ララサバル(スペイン)とリー・スラッテリー(英)がつける展開となっている。
一方、欧州ツアー史上最年少の今大会初参戦で話題の12歳、イェ・ワーチェン(中)は2日連続7オーバー79を叩き通算14オーバー、148位タイで予選落ちを喫したが、予選から勝ち上がって本戦進出を果たした地元の16歳、ドウ・ゼチェン(中)がイーブンパー72にスコアをまとめ、通算2アンダー38位タイで予選をクリアを果たした。
16歳101日での予選突破は欧州ツアー史上7番目の年少記録とあって本人は「後半少し苦しんだけれど、スコアのことを気にせず楽しめたのが良かった。決勝ラウンドはベストを尽くした結果の予選突破」と率直に喜びを口にした。ちなみにドウは今大会終了後渡米し、全米オープン予選に挑戦する予定だという。
また初日80位タイと出遅れていたディフェンディング・チャンピオンのブランデン・グレイス(南ア)は10番スタートの後半4連続を含む6バーディの猛攻で5アンダー67をマーク。通算3アンダーは25位タイに浮上し決勝ラウンド進出を決めた。だが日本勢唯一出場の谷昭範は1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77と崩れ通算8オーバー132位タイで予選落ちを喫している。