藍7位タイ、有村&上田も揃って予選クリア!
初日出遅れた2人も含め、日本勢は3人全員が決勝ラウンド進出を決めた。
米女子ツアーのキングスミル選手権が現地時間3日、バージニア州のキングスミル・リゾート リバーCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日5位タイと上々の滑り出しを切った宮里藍はこの日、出だし2連続ボギーを叩くなど前半は苦戦したが、10番のバーディで悪い流れを断ち切り、後半4バーディを奪って「ナイスバウンスバック」。1アンダー70にスコアをまとめ通算4アンダーでホールアウトし、前日の5位タイからは一歩後退したものの7位タイの好位置をキープした。
前週はパットが決まらず今季初の予選落ちを喫した宮里。だがスイングコーチの父にビデオを送りアドバイスを受けた今週はストロークが安定。このまま尻上がりに調子を上げ、明日は最終日に優勝を狙えるポジションを確保したい。
単独トップは初日と変らず17歳のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)で通算7アンダー。1打差の2位タイにロレックスランキング(女子世界ランキング)1位奪還を目指すステイシー・ルイス(米)とアンジェラ・スタンフォード(米)がつけ、通算5アンダー4位タイにスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、クリスティー・カー(米)、サンドラ・ガル(独)が並んでいる。
藍と同じ7位タイに史上最年長Vを狙う52歳のジュリー・インクスター(米)やフォン・シャンシャン(中)がつけたが、ロレックスランキング1位のインビー・パーク(韓)はスコアを1つ落とし通算2アンダー19位タイに後退。昨年9ホールに及んだプレーオフに敗れたリベンジを誓うポーラ・クリーマー(米)は通算3アンダー13位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの申智愛は通算イーブンパー27位タイにとどまっている。
一方、初日107位タイと大きく出遅れた有村智恵はこの日16番までに5バーディ(2ボギー)を奪いリーダーボードを急浮上したが、上がり2連続ボギーで1アンダー70止まり。それでも通算2オーバーとし、51位タイまで順位を上げ楽々予選をクリアした。
また上田桃子は2バーディ、3ボギーの1オーバー72とスコアを落としたが、カットラインぎりぎりの通算3オーバー63位タイで決勝ラウンド進出を決めている。