三つ巴のプレーオフ、シニアルーキーE.トレドが制しツアー初V!
ルーキーのエステバン・トレド(メキシコ)が三つ巴のプレーオフを制し初優勝を飾った。
テキサス州のザ・ウッドランズCCを舞台に現地時間5日に行われた米チャンピオンズツアーのインスぺリティ選手権最終ラウンド。上位陣のスコアが伸び悩む中、この日5アンダー67をマークしたトレドが、ジーン・ソアーズ(米)とマイク・グッデス(米)に通算6アンダーで並び、決着は3人によるプレーオフにもつれ込んだ。
18番で行われたサドンデス2ホール目、パーをセーブ出来なかったソアーズがまず脱落。グッデスとトレドの一騎打ちとなって迎えた3ホール目(17番)。グッデスがパーセーブ出来ずトレドが栄冠に輝いた。
「ボクシングとレディガガ」をこよなく愛するトレドは昨年9月に満50歳を迎え、同ツアーのQスクール(最終予選)で4位タイに食い込み、今季の出場権を獲得した。レギュラーツアーでは優勝がなく、40代になっても下部ツアー(ウェブ・ドットコム・ツアー)を行ったり来たりした苦労人だが、この日は出だしの1番パー5でイーグルを奪う先制パンチをお見舞いして格上の選手たちを退けた。
その他、通算3アンダー4位タイにローレン・ロバーツ(米)とマーク・カルカベッキア(米)が入り、通算1アンダー6位タイにジェイ・ハース(米)とバリー・レーン(英)が食い込んだが、賞金ランク&チャールズ・シュワブカップのポイントランキング両部門で1位のベルンハルト・ランガー(独)はノーバーディ、ノーボギーのスコアカード通りのプレーでイーブンパー72止まり。通算5オーバー25位タイに終わった。ちなみにランガーがチーム戦を除きトップ3を外したのはこれがシーズン2度目。ディフェンディング・チャンピオンのフレッド・ファンク(米)もランガーと同じ25位タイで終戦している。