佐伯が2位タイ浮上! 単独首位は藤田、横峯は15位タイ
国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップは10日、茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 西コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位と1打差の3位タイからスタートした佐伯三貴が3バーディ、1ボギーの安定したゴルフで通算5アンダー2位タイに浮上した。単独首位は通算7アンダーで前日のトーナメントリーダー藤田幸希。リュウ・ソヨン(韓)は後半にスコアを崩し、佐伯と並ぶ2位タイに後退した。
この日1番スタートの佐伯は、4番でバーディを奪うと6番でもバーディを重ね2アンダーでハーフターン。後半は我慢のゴルフが続くも14番のバーディ奪取で一時単独トップに躍り出る。最終18番で1打落としたものの、2日続けて1ボギーで切り抜けたのはさすが。出場3試合連続優勝が見えてきた。
だがこの日その佐伯の上をいったのは前日首位タイの藤田だ。インスタートの前半こそ3バーディ、2ボギーの出入りの激しいゴルフだったものの、後半は2バーディ、ノーボギーで回り3アンダー69をマーク。通算7アンダーまでスコアを伸ばし、後続に2打差をつけ単独首位で決勝ラウンドに進出している。
前日藤田と並ぶ首位タイに立っていたリュウは、前半出だし5ホールで4バーディを奪ったところまではよかったが、その後失速(3ボギー)。1つしかスコアを伸ばすことができず佐伯と並ぶ2位タイに後退している。
その他主な上位勢では、通算3アンダー4位タイに森田理香子、フォン・シャンシャン(中)ら、通算2アンダー8位タイにディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ(韓)、アマチュアのリディア・コ(ニュージーランド)、全美貞(韓)、不動裕理、一ノ瀬優希らがつけている。
前日1オーバー73の36位タイとやや出遅れた横峯さくらはこの日2つスコアを伸ばし、通算1アンダー15位タイに浮上。横峯と並ぶ15位タイには宮里美香やモーガン・プレッセル(米)ら有力選手がつけている。上位進出が期待される上原彩子は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことができず通算1オーバー30位タイで予選を通過している。
一方、昨季米女子ツアー賞金王の朴仁妃(韓)は14番終了後に右手の平痛のため、無念の途中棄権となっている。