S.ガルシア、単独トップ! タイガーは1打差単独2位
“第5のメジャー”でセルヒオ・ガルシア(スペイン) vs. タイガー・ウッズ(米)の好カードが実現する。
実力者たちが勢ぞろいする米男子ツアーのフラッグシップ大会、ザ・プレーヤーズ選手権は現地時間10日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に第2ラウンドの競技を終了。5連続を含む8バーディ(1ボギー)の猛攻で大会自己ベストタイの7アンダー65をマークしたガルシアが通算11アンダーで初日の10位タイから単独トップに躍り出た。
「ショットが非常に良かったのでバーディチャンスを量産することが出来た。前半はチャンスにパット決まらなかったけれど、後半5連続バーディが来て気分が良かった」と好調なプレーを振り返ったガルシア。
そのガルシアに1打差の単独2位に浮上したのが世界ランク1位のタイガー。ショットもパットも距離感もアプローチもすべて良かった、と振り返る好調ぶりで第5のメジャー獲りに照準をぴたり。ムービングデーの3日目には久々にガルシアとタイガーが同組で熱戦を繰り広げる願ってもない展開が待っている。
通算9アンダー3位タイに2日間を通してノーボギーを貫いたリー・ウェストウッド(英)の他、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ケビン・チャペル(米)がつけ、通算8アンダー6位タイにライアン・パーマー(米)とケイシー・ウィッテンバーグ(米)、デビッド・リングマース(スウェーデン)の面々。
またディフェンディング・チャンピオンのマット・クーチャー(米)もマスターズチャンピオンのアダム・スコット(豪)らとと並び通算7アンダー9位タイと連覇を狙えるポジションを確保している。
しかし世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は苦戦。中盤3連続ボギーを叩くなどイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算6アンダーは前日の2位タイから13位タイに後退。初日コースレコードタイ記録でトップ発進のロベルト・カストロ(米)はスコアを6つ落とし、通算3アンダー29位タイまで順位を落とした。
またフィル・ミケルソン(米)はカットラインに1打足りず通算1オーバー78位タイで予選落ち。ドービング疑惑が晴れたものの、その後PGAツアーを相手に訴訟を起こしているビジェイ・シン(フィジー/78位タイ)の他、リッキー・ファウラー(米/78位タイ)、イアン・ポルター(英/89位タイ)、ジャスティン・ローズ(英/89位タイ)、アーニー・エルス(南ア/89位タイ)らビッグネームが決勝ラウンド進出を逃している。