S.ガルシアは池ポチャで自滅 タイガーのドロップの処置は…?
現地時間12日に行われた米男子ツアー“第5のメジャー”、ザ・プレーヤーズ選手権(フロリダ州、TPCソーグラス)最終ラウンドは、池ポチャ続出のアクシデントに見舞われた。
池がらみのホールが多いことで知られるTPCソーグラスだが、最終日に最も池の餌食となったのがセルヒオ・ガルシア(スペイン)だ。第3ラウンドを終えトップに並び最終組をプレーしたのだが、16番のバーディで一時優勝したタイガー・ウッズ(米)に並びながら、アイランドグリーン(周囲をぐるりと池が取り囲んでいる)の17番パー3で痛恨の池ポチャ2連発。勝負どころで『7』を叩き優勝戦線から脱落すると、続く18番のティーショットも左の池に打ち込みダブルボギー。上がり2ホールで実に6つもスコアを落とし、通算7アンダー8位タイに終わった。
優勝を飾った2008年大会では、17番で行われたプレーオフで相手のポール・ゴイドス(米)が池につかまりガルシアに優勝が転がり込んだが、今回は逆にその17番で涙を呑んだ。
そしてこの日もう1つ話題となった池ポチャが、14番でタイガーが放ったティーショットだ。先のマスターズでタイガーはクリークにつかまった後のドロップの処置を間違い、誤所からのプレーで2打罰を受けているが、その後ルールの総本山であるR&A(ロイヤル・アンド・エイシェント・ゴルフ・クラブ)とUSGA(米国ゴルフ協会)から「2打罰の裁定は間違い。失格だった」という見解が出された経緯がある。
そのため大会の競技委員は万全を期して異例のステートメントを発表。「14番でタイガーが池に入れた後行ったドロップは正当なものであり、今後テレビの視聴者などからいかなるクレームが寄せられても更なるペナルティが課されることはない」と強調した。
今季のザ・プレーヤーズ選手権もまた池にまつわる話題が尽きない大会だった。