ツアーニュース

有村、惜しくも米初V逃す! 彩子健闘、初のトップ10入り

更新日:2013/06/03 13:49
有村、惜しくも米初V逃す! 彩子健闘、初のトップ10入り

 

 有村智恵のアメリカ初Vはお預けになったが、大会初出場の日本人ルーキー2人がトップ10に食い込み、次週に迫ったメジャー第2戦のウェグマンズLPGA選手権(現地時間6月6〜9日/ニューヨーク州、ローカスト・ヒルCC)に弾みをつけた。

 米女子ツアーのショップライトLPGAクラシックは現地時間2日、舞台のニュージャージー州、シービュー・リゾート ベイCに強風が吹く中、最終ラウンドの競技を終了。前日ベストスコアタイの『67』の好スコアで4位タイに浮上し初Vが期待された有村は序盤の3番パー5できっちりバーディを奪って通算3アンダーまでスコアを伸ばし、一時前日のトーナメントリーダー、フォン・シャンシャン(中)と優勝したカリー・ウェブ(豪)とともにトップに並んだ。しかし9番パー5で痛恨のダブルボギー。その後ボギーを2つ叩いて3オーバー74に終わり、通算1オーバー5位タイで終戦した。

 思えば2011年にシンガポールで行われたHSBC女子チャンピオンズで優勝争いを演じたときの相手もホール・オブ・フェーマー(殿堂入り)のウェブだった。そのときは最終日を単独首位でスタートしながらベテランに逆転を許し単独2位に終わったが、今回はともに追う立場でありながら3アンダー68とスコアを伸ばしたウェブ(通算4アンダー)に対し、有村は伸ばせず逆転でのアメリカ初Vはお預けとなった。

 逃げ切りVを目指したフォンもウェブの前に屈し、2打差(通算2アンダー)の単独2位に終わり、通算1アンダー単独3位に朴ヒーヨン(韓)が入っている。

 終わってみればアンダーパーがわずか3人という難コンディション。そんな中、大健闘したのが有村とともに今シーズンからアメリカ本格参戦中の上原彩子。およそ2か月ぶりの同ツアー出場だったが、最終日を2バーディ、2ボギーのイーブンパー71にまとめ、通算2オーバーで前日の19位タイから順位を上げて初のベスト10(9位タイ)に食い込んだ。

 一方、先輩のダブル宮里は、宮里美香が2バーディ、5ボギーの3オーバー74と崩れ、通算3オーバー13位タイと2週連続トップ10入りならず。歴代チャンピオンのひとりでもある宮里藍は転がりが均一ではないグリーンに悩まされ1バーディ、3ボギーの2オーバー73とスコアを伸ばせず、通算4オーバー18位タイで3日間の競技を終えた。

 また初日トップ、2日目2位タイの好位置につけていたルーキーのモリヤ・ジュタヌガーン(タイ)は崩れて通算4オーバー18位タイ。久しぶりに優勝戦線を賑わしたミッシェル・ウィー(米)は通算2オーバー9位タイに終わっている。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 有村、惜しくも米初V逃す! 彩子健闘、初のトップ10入り
×