女王I.パーク、年間グランドスラムへ単独2位発進!
女王インビー・パーク(韓)が、63年ぶりの年間グランドスラムに向けて最高のスタートを切った。
今季メジャー第3戦、第68回 全米女子オープンは現地時間27日、ニューヨーク州のセボナックGCで開幕。帝王ジャック・ニクラウスと名設計者トム・ドークがこの大会のために作り上げた舞台で、世界のトッププレーヤーが激突した。リンクスコースにしては穏やかなコンディションだった第1ラウンドで、パークが6バーディ、1ボギーの5アンダー67でホールアウト。首位のキム・ハヌル(韓)に1打差の単独2位につけた。
今季すでにメジャー連勝を果たし、ファンの注目をもっとも集めているパーク。この日はグリーンの微妙なアンジュレーションに首を傾ける選手が多かったものの、18ホールで25パットと得意のパッティングに加え、14ホール中12ホールでフェアウェイキープ、18ホール中12ホールでパーオンとショットもまずまず。この数字が証明するように、序盤からスコアを伸ばし続け、初日で早くもリーダーボードの上位に名を連ねた。
一方、大舞台でトップに立ったのキムは韓国ツアーの2年連続賞金女王。今大会でも韓国勢の強さが目立っているが、2打差の3位タイにキャロライン・ヘドバル(スウェーデン)、リゼット・サラス(米)、キム・インキョン(韓)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)など韓国勢以外の選手も数多くトップ10圏内に入り、国際色豊かなリーダーボードとなっている。
その他の主な選手は、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のステイシー・ルイス(米)、ディフェンディング・チャンピオンのチェ・ナヨン(韓)、フォン・シャンシャン(中)が1アンダー71で17位タイ。スーパーアマチュアのリディア・コ(ニュージーランド)、クリスティー・カー(米)、ジュリー・インクスター(米)、ポーラ・クリーマー(米)はイーブンパー72で28位タイとなっている。
また、6人が出場している日本勢はいずれもメジャーの舞台に苦しんだが、好調の宮里美香がイーブンパー72で28位タイとまずまずのスタート。上田桃子は1オーバー73で37位タイ、上原彩子と佐伯三貴は3オーバー75で65位タイと出遅れ。さらにエースの宮里藍と有村智恵はグリーン上で苦しみ、4オーバー76で81位タイと下位に沈んでいる。