日本女子アマ選手権 史上最少スコアで松原がメダリスト獲得!
女子アマ日本一決定戦で大会史上最少スコアが飛び出した。
第55回 日本女子アマチュアゴルフ選手権は27日、前日悪天候のため順延となった第2ラウンド(ストロークプレー)の競技を行った。第1ラウンドで7アンダー65をマークして単独首位に立った松原由美がこの日も順調にスコアを伸ばし、6アンダー66で回って通算13アンダーを叩き出した。
この日の松原は決して順調にスタートしたわけではなかった。1番のティーショットをプッシュアウトさせて、右ラフにつかまった。OBラインが気になるポジション。暫定球を打ったが幸いインバウンドにボールは残っていた。
ホッとした松原は、ここからしっかりとピンそば2メートルにつけてバーディ発進。ピンチをチャンスに変えると波に乗り、8バーディ、2ボギーでホールアウトした。通算13アンダーは2012年大会で比嘉真美子がマークしたクォリファイラウンド(ストロークプレー)の最少スコアを3打更新する記録。自身初のメダリストとしてマッチプレーに進出した。
松原にとっては36ホールの自己ベストでもあるビッグスコアでのメダリスト獲得。それでもまだまだ納得していない。「2回も3パットしてしまいましたから」と、納得のいくゴルフを求め続け、大会初優勝に挑む。
通算10アンダー単独2位の鈴木愛、通算8アンダー単独3位の堀琴音以下、通算1アンダー22位タイまでの24人と、通算イーブンパー25位タイの14人中8人がプレーオフの末にマッチプレーに駒を進めた。
一方で今大会を最後にプロに転向する優勝候補の鬼頭桜はOBを叩くなど乱調で通算3オーバー51位タイ。泣きじゃくりながら大会を終えた。
大会2日目が中止になったことでスケジュールはすべて順延となっており、上位32名が激突するマッチプレーは28日に1回戦、2回戦(各18ホール)、29日に準々決勝、準決勝(各18ホール)、30日に決勝戦(36ホール)と3位決定戦(18ホール)が行われる。