B.ジョーンズが単独首位キープ！　片山は4打差4位タイ

　国内男子ツアー、〜全英への道〜 ミズノオープンは29日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日単独トップに浮上したブレンダン・ジョーンズ（豪）が4つスコアを伸ばし、通算15アンダーで首位の座をキープした。2打差の単独2位に2010年の賞金王、金庚泰（韓）がつけ、7アンダー65をマークした星野英正が3打差の単独3位で追走している。

　メジャー今季第3戦、全英オープン（現地時間7月18〜21日／スコットランド、ミュアフィールド）への出場権がかかる今大会。優勝して大一番への切符をつかみたいジョーンズは、出だし1番でボギーを叩き、いきなり躓くも、すぐさま2番でバーディを奪い返す。その後も4番、6番、8番とリズム良くバーディを重ねて3アンダーで折り返すと、後半は2バーディ、1ボギーで回り、4アンダー68でホールアウト。後続に2打差をつけ、今季初Vに王手をかけた。

　ジョーンズを2打差で追走する金庚泰もノーボギーの安定したゴルフを披露。前半こそ2番のバーディ1つだったが、後半出だしの10番でこの日2つ目のバーディを奪う。その後、14番までパープレーを続けると、上がり4ホールで3バーディを奪取して5アンダー67。全英オープンの出場権獲得圏内の単独2位で最終日を迎えることとなった。

　この日ジョーンズと共にラウンドした片山晋呉も好位置をキープ。3バーディ、2ボギーと1つしかスコアを伸ばせなかったものの、首位に4打差の4位タイにつけ、2008年以来5年ぶりの優勝と全英の切符を狙う。

　その他上位陣は、S・H・キム（韓）が片山と並ぶ通算11アンダー4位タイにつけ、片岡大育が通算10アンダー単独6位。岩田寛、井上信、李京勲（韓）の3人が通算9アンダー7位タイで続き、ツアー初優勝を目指す宮里優作は通算8アンダー10位タイにつけている。

　尚、賞金ランク首位の松山英樹は前日、プロ転向後初の予選落ちを喫している。