P.ミケルソン、首位H.ステンソンに2打差2位タイ浮上!
フィル・ミケルソン(米)が全英オープン(現地時間18〜21日/スコットランド、ミュアフィールド)の前哨戦で逆転Vを射程圏内にとらえた。
欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン(スコットランド、キャッスル・スチュワートGL)は現地時間13日、第3ラウンドの競技を終了。この日首位と4打差の13位タイからスタートしたミケルソンがノーボギーの6アンダー66の好スコアをマークし、通算14アンダーで単独首位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)に2打差の2位タイに浮上した。
「スコアを伸ばして最終日は最終組で回りたいね」とラウンド前に語っていたミケルソン。「7ホール目まではピリッとしなかったけれど、8番ホール以降は最後まで楽しめた」と後半11ホールで6つのバーディを奪いステンソンに肉薄。目論み通り、最終日最終組でプレーする権利を得て「この位置で戦えるんだからワクワクしているよ」と逆転Vに照準を合わせた。
そのミケルソンを迎え撃つステンソンは「フィル(ミケルソン)とはライダーカップをはじめ、何度も一緒にプレ−している。世界の第一線で長いこと活躍しているプレーヤーとの直接対決だから明日はきっと面白くなるはずだ」と、世界ランク8位のミケルソンとの対戦を心待ちにしている。
とはいえ優勝候補は2人だけではない。ミケルソンと同じ2位タイにJ.B.ハンセン(デンマーク)、ブランデン・グレイス(南ア)、ジョン・パリー(英)が並び、通算13アンダー6位タイにピーター・ユーライン(米)、ラファエル・ジャクリン(仏)らがつける展開。また今季復活Vを達成したポール・ケイシー(英)が通算11アンダー12位タイとまずまずのポジションをキープしている。
一方、前日のトーナメントリーダー、クリス・ドーク(スコットランド)は出入りの激しいゴルフで1つスコアを落とし、ケイシーらと同じ12位タイ(通算11アンダー)に後退。
尚、次週全英オープンで連覇を目指すアーニー・エルス(南ア)はすでに予選で姿を消している。