荒天の中、石川暫定25位タイ 今田は暫定62位
石川遼が必死の戦いを続けている。
第142回 全英オープン(スコットランド、ミュアフィールド)と同週開催で、メジャーの舞台に出られない選手中心の賞金争奪戦となっている米男子ツアー、サンダーソンファーム選手権(ミシシッピ州アナンデールGC)。現地時間18日に行われた第1ラウンドは、雷雨のため荒天サスペンデッドが決定した。
そんな中、スタートの早かった石川は中断前にホールアウトした。1番でおよそ2メートルのバーディチャンスを逃し、返しも入らず3パットのボギー。続く2番パー3ではティーショットをグリーン左に外して、ここでもボギーを叩いてしまう。嫌なムードが漂ったものの、3番でバーディパットを沈めて空気を変えると、2バーディ(1ボギー)を奪ってイーブンパーでハーフターン。バックナインは15番でバーディを獲り、18番でも6メートルのパットを沈めてバーディ締め。2アンダー70は、暫定25位タイとまずまずのスタートを切った。
現在賞金ランキングは145位で、早くシード圏内に浮上したい石川にとって、サスペンデッドとなった初日をホールアウトできたのは大きなアドバンテージ。ゆっくりスタートできる第2ラウンドも、落ち着いてプレーしたいところだ。
荒れた空模様の中で暫定ながら単独トップに立ったのは、9アンダー63のビッグスコアを叩き出したダニエル・サマーヘイズ(米)。サマーヘイズに3打差の暫定2位タイでウィル・クラクストン(米)、マイケル・ブラッドリー(米)、ジョナサン・ランドルフ(米)が続き、5アンダー67の暫定5位タイにチャド・キャンベル(米)、D.J.トラハン(米)ら。
ツアー通算30勝のデービス・ラブIII(米/4ホール終了)が、2アンダーで石川と並ぶ暫定25位タイ。チャールズ・ハウエルIII(米/4ホール終了)とヒース・スローカム(米/3ホール終了)がイーブンパー暫定62位タイ、リー・ジャンセン(米/8ホール終了)、マイク・ウィアー(カナダ/4ホール終了)のメジャー王者2人とスチュアート・アップルビー(豪)は、1オーバー暫定89位タイとなっている。
一方、今大会が今季6試合目の出場となる今田竜二は1バーディ、1ボギーで7ホールを終了し、イーブンパー暫定62位。これまで5試合の出場で予選通過はわずかに1度だけと、こちらも苦しい戦いを強いられている。