藍、足踏み21位タイ レクシー2日連続ノーボギーで奪首!
親友ロレーナ・オチョア(メキシコ)がホステスプロを務める大会で、宮里藍はムービングデーにスコアを伸ばすことが出来なかった。
36人の選ばれたものだけが出場を許される米女子ツアーのロレーナ・オチョア招待は現地時間16日、オチョアの故郷メキシコのグアダラハラCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。グリーン上で苦戦し初日の8位タイから20位タイに後退して迎えたこの日、宮里は4つのバーディを奪いながら同じ数だけボギーを叩き、2日連続となるイーブンパー72でホールアウト。通算2アンダーは21位タイにとどまった。
本人も認める通りゴルフの状態は「決して悪くない」。前日苦しんだパットは修正しつつあるが、その分パーオン率が66.6パーセントと宮里にしてはグリーンを外す場面がこの日は目立った。通常より球が飛ぶ高地での決戦では噛み合えばビッグスコアが生まれる可能性もある。最終日は宮里のラストスパートに期待したい。
上位争いは、1打差の4位タイからスタートした18歳のレクシー・トンプソン(米)が2日連続ノーボギーの5アンダー67をマーク。通算13アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位につけるキム・インキョン(韓)に1打の僅差ながらトーナメントをリード。アジアシリーズのサイム・ダービーLPGAマレーシアに続くシーズン2勝目に王手をかけた。
またこの日は昨年のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)のステイシー・ルイス(米)が5つスコアを伸ばし通算11アンダーで前日の9位タイから単独3位に浮上。リュウ・ソヨン(韓)が通算10アンダー単独4位につける一方で、初日から首位を走ったポーナノン・パットラム(タイ)はスコアを伸ばせず通算9アンダーでアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)と並び5位タイに後退した。
さらに歴代チャンピオンのひとり、ミッシェル・ウィー(米)が5アンダー67の好スコアで通算7アンダー。前日の20位タイから10位タイに浮上したが、ディフェンディング・チャンピオンのクリスティー・カー(米)は通算イーブンパー26位タイで足踏みしている。