粘りのゴルフで上原15位タイ 藍&有村は苦戦
強風が吹く難コンディションの中、日本勢はスコアを伸ばすことが出来なかった。
米女子ツアーの今季最終戦 CMEグループ・タイトルホルダーズは現地時間22日、フロリダ州のチバロンGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。今大会は今季行われた同ツアーの各トーナメントからそれぞれ上位3人ずつが出場権を獲得する(すでに出場権が確定している場合は順位が繰り下がる)独特なスタイルを採用しており、日本勢は4人が出場している。
初日とは打って変わった強風に各選手ともスコアメイクに苦しみ、13位タイからスタートした上原彩子と宮里藍が明暗を分けた。上原は我慢のゴルフで4バーディ、4ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめ通算3アンダー15位タイに踏ん張ったが、藍はボギーが先行する苦しい内容で6オーバー78の大誤算。通算3オーバー46位タイに大きく後退した。
「難しかったです。風が吹いていたのでジャッジが難しかった。グリーン周りは芽が強いし、明日も風が吹くでしょうからそれを感じられるように頑張りたい」と上原が言えば、藍も「ティーショットからグリーンの乗せるまで神経を使う一日でした」と2日目のラウンドを振り返った。
ボギースタートのとなったこの日の藍は2番でシビアなパーパットを沈め持ち直したかに思われた。しかし続く3番、5番でボギーを叩いてリズムをつかめず。「昨日の良かったフィーリングを忠実に再現しようとし過ぎてつまずいてしまった」と、その後は好調なショットにパットが噛み合ずバーディを1つしか奪うことが出来なかった。
それでも「上がり3ホールはテンポが早くなっているのに気付いて、いい感じに修正出来ました。明日に繋がると良い」と週末に向けて表情は明るい。まずはムービングデーのチャージに期待したい。
一方、23位タイからスタートした宮里美香は3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73で通算1アンダー26位タイに後退。有村智恵は持ち前のショットが不発で3バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77を叩き、通算6オーバー58位タイの下位に低迷している。
尚、初日のトーナメントリーダー、サンドラ・ガル(独)が3アンダー69をマークし通算11アンダーで単独首位の座をキープ。プロデビュー戦を戦うリディア・コ(ニュージーランド)は2日連続1アンダー71で通算2アンダーとし、初日の30位タイから23位タイへ順位を上げている。