復活を狙うR.グーセン 市原、中里も出場!!
全米オープン2勝のレティーフ・グーセン(南ア)がアジアを舞台に復活を狙っている。
現地時間28日開幕のアジアンツアー、インドネシアオープン(インドネシア、パンタイ・インダー・カプク)に出場するグーセンは、2001年、04年の全米オープンチャンピオンだ。しかし、その後は欧州ツアーで4勝したものの、2007年のコマーシャルバンク・カタール・マスターズを最後に優勝から遠ざかっている。腰の手術で約5か月間、戦線離脱を余儀なくされた影響もあって、現在の世界ランキングは269位と低迷。だが、その落ち着いたプレーぶりから“アイスマン”のニックネームを持つメジャー王者は、淡々と復活の日に向けて自分のプレーを貫いており、そろそろチャンスが訪れるころだ。
一方、2008年に同コースでアジアンツアー初優勝を飾ったスコット・ヘンド(豪)は、先週1週間ゴルフから離れ、豪州ブリスベンで電気エンジニアをしている義兄の手伝いをして過ごした。ドリルで穴をあけ、掘ってケーブルを埋め込む仕事だ。この経験が、逆にゴルフへのモチベーションを高めることにつながった。「土曜日まで全くクラブを握らなかった。へとへとに疲れたけど、他の人が毎日の仕事でどうやってお金を稼いでいるかよくわかった。ゴルフから離れることが必要だったんだ」と笑顔を見せた。今大会を入れて今季は残り4戦。今季3勝を挙げているヘンドは約57万ドル(約5,800万円)を稼ぎ、賞金ランキングで首位のキラデク・アフィバーンラト(タイ)に次ぐ2位につけている。賞金差はヘンドが稼ぎ出した倍額近い約55万ドル(約5,600万円)とかなり厳しい状況だが、まだ逆転の可能性がないとはいえずラストスパートに燃えている。
日本勢は、市原弘大と中里光之介の2人が参戦。金星を狙う。