ナショナルオープンで激戦再び!? A.スコット vs. J.デイ
アダム・スコット(豪) vs. ジェイソン・デイ(豪)の戦いが再現される。
豪州、ワンアジア両ツアー共催のエミレイツ・オーストラリアン・オープンは現地時間28日、豪州のロイヤル・シドニーGCを舞台に開幕。スコットとデイは、先週のワールドカップで同じ国旗を背負って戦い、団体戦では一緒に勝利を味わった。同時に個人戦では激戦を演じ、結果としてデイが優勝。スコットは3位に終わっている。その2人が揃って母国のナショナルオープンに出場し、予選ラウンドから同じ組でプレーするのだ。
これまで何度もメジャーの舞台で優勝争いをしながら勝てずにいたデイだが、先週は見事、同郷のライバル、スコット相手に勝利を収めた。スコットは4月に豪州勢として史上初めてグリーンジャケットに袖を通して実力を証明。地元のゴルフシーズンに戻ってくるとオーストラリアンPGA選手権、タリスカー・マスターズ(オーストラリアン・マスターズ)と豪州ツアーの3大メジャー大会で2週連続Vを飾っており、こちらも好調で、お互い一歩も譲らないだけに、またしても激戦必至の様相をみせている。
昨季大会は、米チャンピオンズツアーで活躍するピーター・シニア(豪)が大会史上最年長の53歳で優勝しており、こちらは連覇に向けて準備に余念がない。
一方、元世界ランクNo.1だが今年は不調だったローリー・マキロイ(北アイルランド)も参戦。すでに幕を下ろした2013年欧州ツアーの終盤戦では復活の気配を漂わせていただけに、早く結果を出したいところだ。
他にジェフ・オギルビー(豪)、スチュアート・アップルビー(豪)、アーロン・バデリー(豪)、ロバート・アレンビー(豪)、リチャード・グリーン(豪)ら地元勢がそろって出場。ナショナルオープンという最高のタイトルに向けてプレーする。
また、今大会は新しいシステムになった来年の全英オープン(2014年7月17〜20日/英、ロイヤル・リバプールGC)の豪州予選を兼ねている。トップ10に入った選手のうち全英オープンの出場権を持たない上位3名が本戦切符を得られるというもので、8か月先のメジャー出場に向けても選手たちのモチベーションは高い。